査読にまつわるエトセトラ

朝 (というか昼) から鍋。先日は2人いたので1/4カットの白菜と豚肉で常夜鍋にして1食でぺろりと平らげることができたのだが、1人だとどうしても2食分になってしまう。だから最近鍋してないんだったのを遅ればせながら思い出した。

年末は他の仕事でいっぱいいっぱいで書けなかったので、今さらながら年賀状を書いてみたり。本来1月1日から挨拶周りをし、直接会えない人に書くものだったことを考えると、3日に書いてもまだ大丈夫、と思ったりしてみる。

あと、査読をしたりなんだり。これも本来年末にしておこうと思っていたもので、1月3日 (ヨーロッパ時間?) が〆切だったので、今日やってぎりぎりなわけだが……。

査読というと先日読んだ「どう書くか 理科系のための論文作法」

どう書くか―理科系のための論文作法

どう書くか―理科系のための論文作法

を思い出す。特に前半の第4章までが類書にないぶっちゃけ話が満載でおもしろい。たとえば、第2章の「論文審査はボランティア」のところ、査読者の気持ちが余すところなく書かれていて参考になる。学生の人は読んだほうがよいと思う。たとえば目次が

  • 2.1 編集委員長から見た著者
    • 査読システム
    • トラブルの原因は著者に
    • 間違った著者の姿勢
    • 文句を言わせない原稿を
    • 査読は書き方の指導ではない
    • 改良の余地があるなら,改良してから投稿を
    • 査読者は研究指導者ではない
  • 2.2 査読者から見た論文
    • 査読者は初めて読む
    • 査読依頼は突然に
    • 査読は時間を取られる
    • 査読は無料奉仕
    • わずかな光明

という感じで、「ああ〜、あるある」という感じで楽しめる (いや、まだ査読つき論文を1本も通していない人は怖くなるだけかもしれないが……)。

これ、英語版の「理科系のための英文作法」

中公新書からも出ているのだが、こっちはテクニカルな話ばかりなので、与太話が嫌いな人はこちらかなぁ (自分的にはあまり楽しめなかったが……)。