2011年の年越し@奈良

家で年越し。14時ごろ登美ケ丘のイオンに買い物に行ったのだが、ちょうど15時くらいから混み始めたので、タッチの差だった。

一緒に年越しそばを作ったりなんだり。紅白を見ながら過ごしたり。2011年の年末は奈良 (職員宿舎)。2010年の年末は東京 (根津)、2009年は奈良 (学生宿舎)、2008年は埼玉 (妻の実家)、と、結婚式を挙げてから一度たりとも同じ場所で年末年始を過ごしていないのだが、2012年の年末もすでに引っ越していると思うので、さらに記録更新かもしれない。

去年にならって 今年を振り返る。
1-3月

  • 修士論文のコメントをしたり、言語処理学会の年次大会の論文を書いたり添削したり、他の人の論文に赤を入れる機会が一気に増える。筆頭著者以外で論文の添削をするというのは、自分で書くというのと根本的に違う仕事だということを思い知る。助教になってからいろいろと仕事のやりにくさを感じていたが、少しずつ自分のペースが分かってくる。また、2012年以降のことも考えていろいろ動いてみたのだが、結局全てスルー。3月11日の震災で、妻が1ヶ月奈良に来たり、夫婦の結びつきが強くなる。

4-6月

  • IJCNLP という国際会議とそれに関するワークショップの論文を添削したり (x5)、学振の申請書の添削をしたり、自分でもさきがけに応募したり、助教になりたてであまり仕事らしい仕事もなかった去年と違って全然余裕がなかった。人間同時並行に処理できる仕事には限界があるということを知る。6月末に共著の論文の発表があったので、アメリカはオレゴンで開催された ACL に久しぶりに参加する。帰りに Microsoft Research に4年ぶりに行き、ときどきは世界中の知り合い・初めて会う人と交流するのは刺激になるなと再確認する。

7-9月

  • 学生を何人かインターンに送り出す。これまで自分が行く立場でしかなかったが、初めて行かせる側となり、インターンシップと大学での研究の関係について考える。また、さきがけに落ち、某所の教員公募にも応募して落ち、今後の人生について再考する。NAIST でローカルオーガナイザーとして NLP 若手の会シンポジウムをホストし、学会・研究会運営の大変さ・しんどさを痛感し、運営の方々に深い感謝の念を抱く。4-9月はもっと時間が取れるはずだったが全く取れず、二足のわらじを返上させてもらう。自分の仕事量の見積もりの甘さにあきれ果てる。

10-12月

  • IJCNLP の参加のためにタイに行く。洪水があったりなんだり、自分が行く以上にいろいろと気を揉む。帰国後、学生のときと同じく、論文誌を出すハードルが高いことを再認識。修士論文の追い込みが始まり、2012年の言語処理学会年次大会の発表申し込みもあり、コンスタントにアウトプットを出すことの難しさを実感する。単発のトークを除くと人生での初講義がスタート。あまり講義でかっちりと話すというスタイルが向いていないことが分かる。来年度以降の身の振り方について考える。

今年の抱負の達成度は、自己採点だと40点かなぁ (プライベートな目標と合わせると70点くらい)。最近年始に立てた目標をほとんど達成できていない気がする……。猛省しよう。