南都の西北

昨日注文したプリンタがもう届く。さすが Amazon。2日は (台風が来ているが……) 岡山出張だったので、とてもありがたい。そういえば大学院生になると学会発表などの用務で出張依頼が来て、研究費から旅費が出て仕事として出かけることがちょくちょく増えてくるのだが、ときどきちょっと背伸びをして「大学を一時離れること」を (私用も含め) 全部「出張」だと言う学生がいたりしてほほえましい。go の過去形を正しく went と言えていたのに、過去形は -ed をつけることを覚えたら goed と言うようになり (overgeneralization)、そのうちまた went に戻る、みたいな感じで、ちょうど過渡期にいる、みたいな。

9月になったので扶養届や通勤費などの諸届けを提出。来年度どうしているのだろうなぁ〜。妻が三重や名古屋で働くなら伊賀あたりに住もうかと思っていたのだが、伊賀は却下されたので、自分が奈良にいるとすると、東の果ては鈴鹿山脈を越えられないということが判明。北は京都、南は和歌山、西は岡山まで行ける (新幹線通勤) と思っていたのだが、西も兵庫県立大あたりが西端かもしれない (芦屋に住むと兵庫県立大まで1時間、奈良先端大まで1時間半)。あるいは、実は西も生駒山脈が越えられなかったりして。

昼から学内実習のミーティング。故あって日本語の述語項構造解析器を再実装してもらっているのだが、いろいろ気がつかないことに気がつかされて勉強になる。分かってしまえばすぐなのだが、こういう自然言語処理のプログラムを書くときどのように実装しなければならないか、どういうところに注意しなければならないか、ということを言語化してまとめていて、自分でも「ああ、こういうことに気をつけて作ればよかったのか」と思い返したり、復習がてらいろいろと考える。こういうの、誰から体系的に教わったというのはないのだが、ryu-i さんとか NTT の永田さんとか、ちょこちょこと自然言語処理ツールを作るときのデバッグの小技などを教えてくれたりしていた。

@caesar_wanya さんが書かれた LIBLINEAR を用いた機械学習入門 (単語分割) なんかも非常によい自然言語処理ツールの作成チュートリアルだと思うが、こういう大枠を解説した文章と、それぞれの実装や実験をするときの小技をまとめたコラム的なものが一緒にあると便利だなぁ。|ω・`)ちらっ

夜は3日19:59〆切の国際会議最終原稿の大詰め。明日は朝からいないので、なんとかコメントするべきところは全部コメントをするように心がける。