研究とわたしどっちが大事なの?!

午前中、いろいろと査読の依頼に返信したり。要アクションのメールが1ページに収まっていないのだが、これどうしたらいいんだろうか……。忙しくなると、重要度の高いことより緊急度の高い(=〆切が近い)仕事をやりがちなのだが、適宜仕事を減らさないとな〜。(この1ヶ月は震災の影響で処理能力が相当落ちたことが原因であるが……)

広報の仕事で5月のオープンキャンパスの準備があるのだが、「物理とわたしどっちが大事なの!?」という阪大の大学院の入試説明会ポスターほどのインパクトを与えるのは難しい (笑) 

実際自分も「あなたは自分勝手だ。自分のことしか考えていない。自分のこと(研究とかそれに類する単語だったかもしれない)とわたしとどっちが大事なの?!」的なことを言われたことがあるのだが、ここで「自分」と答える選択肢は最初に消去し、「あなただよ」と答えたのだが、それは間違っていると言われてびっくり。彼女曰く、「わたしは自分のことだけ考えてない。あなたのことだけも考えていない。2人のことを考えている」ということ。

確かに、相手のことで100%頭が埋まって仕事もなにも手に着かない、というのは高校生とか大学生の話で、自分にもやりたいことはあり、相手にもやりたいことはあり、2人で(あるいは子どもが将来できたら家族で)やりたいこともあり、「相手のためによかれと思って相談もなしに事を進め (あるいは先走って考え)、あとで『あなたのためにこうしたよ (あなたのためにはこうしたほうがいいと思った)』と伝える」のは、相手のことを考えているふりをして、実は自分のことを考えているのである。

なにか2人に関係することがあったらまず話す、そして2人でどうしたらいいか考える、最後は相手の決断を尊重する、そういうことが大事なんだと(紆余曲折あり)ようやく身にしみている。(ホーレンソーが大事という話、全然できていなかったなと心苦しい)

昼、助教室の本棚の搬出と机の移設。もともと masayu-a さんがいたところに学生用の机を4台設置。一応これで引っ越し関係は終了かな。

NAIST は入学後に配属希望を出すのだが、第一志望〜第三志望の研究室まで、それぞれ志望度を添えて申請するそうなのだが、今年は松本研始まって以来初めて定員を超える人数が志望して、オーバーしたようだ。それでも志望度を最高にして第一志望にした人は全員受け入れ、志望度が同率で他にも志望する研究室があった人はそちらに回ってもらったようである。

直接会って話したことがないと判断に困る(どういうことに興味があるのか直接聞いていると安心して受け入れられる)そうなので、松本研を受験希望の人はオープンキャンパスなり随時訪問するなり、松本先生と直接話しておくとよいと思う (例年20人以上受験希望者が訪れる5月のオープンキャンパスを前に、すでに来年入学希望の人7-8人と会っているそうだが……)。松本研は、というか NAIST はかなり特殊な学校なので、これが気に入るか気に入らないかは人それぞれ、合わない人が来るとお互い不幸なので、機会があればオープンキャンパスには足を運んでみるとよいだろう (何度も来る人がいるが、何度来ても内容は同じなので、1回だけでよい)。

夜は論文の査読コメントを読んで返信したり、PerlPythonデバッグをしたり。やっぱり論文は読むだけでなくてコードも書かないと細かいところは分からないな〜。