かな漢字変換プログラムの開発の仕事

松本先生など研究室から katsuhiko-h くん、atsush-id さん、kohei-o くん(@smly)が情報処理学会 第196回自然言語処理研究会(通称 NL 研)に行っているので、なんとなく落ち着いた一日(機械翻訳勉強会も、katsuhiko-h くんと松本先生が不在なので中止になった)。ちなみに NL 研は独自のドメインを取ったらしい。かっこいい。→http://www.nl-ipsj.or.jp/

最初の発表だった katsuhiko-h くんが夜には奈良に帰ってきていて(びっくり)、@hillbig くんが katsuhiko-h くんの話に (2010-05-29 追加 別の人へのコメントだったらしい。ごめんなさい) コメントを入れたという話を聞いたのだが、統計的機械翻訳サーベイなんてのも社内のセミナーでやっていたそうだ。むむ、新しいことに次から次へと挑戦していてすごいなぁ。自分も2年前のスライドを発掘してチュートリアルをするのではなく、全く知らないテーマについて調べて話したいものである。(冬学期に授業が回ってくるらしいので、そうしたらそのときかな……)

ポスターを作って印刷する学生がちらほら。自分も作らないとな、と思ってもう1枚ポスターを作る(昨日のとはまた別。昨日のはこれまでのポスターの作り直し)。今日は勉強会がなかったので、あまり滞ることもなく、半日程度でできあがる。次のオープンキャンパスでも1枚新しく作りたいものである。(その前に実装と実験しないといけないが)

学生向けのインターンシップの募集が少しずつ出始めたので、みんな浮き足立っている。でもこういう機会はぜひ利用して外の世界を見るといい。思ったほど大学の中の研究って使われていないものだし、逆説的だが、思った以上に大学の中の研究って期待されているものでもある。そのあたりのギャップと仕事のやりがいについて(なんのために仕事するのか)、体験してくるといいと思うのだ。

Google も今年のサマーインターンの募集を始めたようだ。腕に覚えのある人は挑戦してみるといいと思う(試験を受けるだけでも勉強になると思うし)。かな漢字変換(Google 日本語入力)もインターンを募集しているそうで、これまでは「かな漢字変換エンジンを作りたい」と思ったら自分でオープンソースソフトウェアとして作るくらいしかなかったわけだが、こういうのに応募すれば体験できるようになったというのはすばらしいことだと思う。

そういえば Yahoo! Japan でも中途採用言語処理エンジニアの募集をしているらしい。

言語処理エンジニアは、Yahoo! JAPAN研究所と連携し、下記の業務を行います。

研究所の採用がなくなってしまったのは残念なかぎりだが、エンジニア寄りの研究者と研究者寄りのエンジニアだったら後者を取りたい、ということなのだろうと思うし、それもごもっともなことなので、そのあたりを狙っている人には悪くない職場なんじゃないかなーと思うのであった。