GW中日なので役所仕事を片付けることに。
まず生駒市役所に行って国民健康保険の脱退。4月1日から「文部科学省共済組合」に入っているので、国民健康保険は不要なのである。ちなみに、私立大学の教職員は私学共済に入る。ポスドク(博士研究員)は契約によっては(雇用保険には入るが)年金や保険などの社会保険料は自分で加入しなければならないのだが、この前計算してみて、社会保険料はけっこうかかるのだなと実感。
たとえば月給40万(ポスドクはボーナスがない)だと年収480万だが、これに社会保険料が入ると雇い主が払うお金はだいたい550万である。年収520万だと590万。交通費が出るかどうかとか、住宅補助や扶養手当が出るかどうかといった部分も関係してくる。共済に入れれば専業主婦の年金や保険はタダになるのだが、入れなければ専業主婦の年金や保険は別途払わないといけない (もちろん、共働きで稼いでいるならいずれにせよ扶養ではないので関係ないが)。健康保険は扶養者が何人いようが支払う金額は変わらないのに、夫婦ともそれぞれ国保に入るとするとなぜか2人分払わないといけないので、これらも考えると年間100万以上は余裕で違うのではないかと思う。
額面の金額だけ見て「600万円だからこっちのほうが多い(自分のことを評価してくれている)」と思うかもしれないが、よくよく調べてみると両方同じくらいになるように調整されているので、あとはポスドクを選ぶか正社員(もしくは教員)を選ぶかは好みや生き方の問題であって、確かにポスドクのほうが身分は不安定で云々といった議論はあるのだが、どちらを選択するにもそれなりの理屈はある。
国立大学の中で異動していれば退職金も通算されるらしいが、国立大学から私立大学(あとは恐らく公立大学も)に移ったり、またはその逆をすると、その度に退職金がもらえるのだが、小分けにもらうのはだいたいにおいて損をするようにできているので、国立・私立大学をまたいだ教員の行き来をしにくいと思う。こういう制度面の問題で流動性が下がるのはもったいないと思うのだが、逆に言うとそれで守られている人たちもいるだろうし、善し悪しかなぁと思うのであった。
さて、市役所に行くと、前国民健康保険の住所変更を対応してくれた係の人が覚えていてくれたので、スムーズに手続き終了。国民年金は自動でやってくれるらしい。それなら保険も自動でやってくれればいいような気もするのだが……。(もっとも、脱退手続きをしなくても、毎年納付書が送られてくるだけらしい)
ついで免許の更新。奈良の免許更新センターは遠いので、生駒警察署で。近くていいのだが、いつ来ても生駒警察署はおんぼろで、これは税金出していいから立て直してほしい!と切に思う。今日も真夏日なのにエアコンがほとんど効かず(いつのエアコンか分からないようなエアコンだし)、扇風機もなく、たった30分の講習なのに、みんなぐったり。
本籍地の登録がうまく行っていなかったので、本籍地の変更だけ別途手続き。中型免許になったー(運転できるのはこれまでと変わらないが)。これであと5年は手続きしなくていいので、奈良にいる間はもう来なくてよいかな?
しかし研究室は棟の最上階のせいか、暑いこと暑いこと……。窓を開けると午後は風があって気持ちよいのだが、夕方から夜にかけては風が止まるので暑いのである。また週末寒くなるらしいし、寒暖差が激しいと体調崩すことが多いので、気をつけないと。