南の都から東の京へ

引っ越しがまだ終わっていなかったので、荷物を全部運び出して学生宿舎の鍵を返却。これで退去は全部完了、かな?

情報事務に製本済みの博士論文が到着したらしいので、受け取って提出してきた。自分の頼んだのは本郷東大赤門前 コピーインというところなのだが、印刷したものを送って製本だけお願いする形で1冊3000円くらい。「中四日」と書いてあるが、金曜日の午前中に出して届いたのが木曜日の午前中なので、月曜日が休みであったことを考慮に入れると、2日くらいでやってくれたことになる。早くて安くてすばらしい。こんな感じでビニールに入ったものがどーんと届く。↓

ちなみに中はこんな感じ(論文 PDF はこちら。ただし研究室のサーバに置いたので、4月以降リンクが切れるはず……)。

提出したら事務の方から「小町さん、昨日の最優秀学生賞のスピーチ楽しかったです!」とねぎらってもらう。聞いてくれている人から反応もらうとけっこう嬉しいものである(少し照れるけど(笑))。学生課に鍵を返しに行ったときも「あ、小町くん鍵ありがとう。お疲れさま」と声をかけてもらったので、やっぱり奈良は癒されるなぁ〜、と思ったり。事務の方々がこんなに気さくに話しかけてくれるのは、とても居心地がいいものである。

[http://www.naist.jp/news/pdfs/20100325asahi.pdf:title=3月25日付けの朝日新聞の一面で奈良先端大が研究評価でトップだったことが紙面に載った]ことで、奈良先端大をそれまでよく知らなかった人も知ってくれたのはとてもいいことだとは思うが、そういう外側の魅力だけでなく、内側の魅力も伝えたいと思ってこうやって「生駒日記」を書いてきた。このこぢんまりした大学、合う学生さんにはとても合うと思うのだけど、存在自体知らないで進学の機会を逃す、という人も割に聞く(「知っていたら NAIST に来たのに」と言われたり)ので、参考になれば幸いである。(広報の方々もがんばってらっしゃるが、学生が勝手にどんどん外部で発信して、「ああいう活発な学生がいる大学なら楽しいだろう」と思って進学してくる人が増えてほしいなぁと思ったりもするのだけどね)

サンフランシスコから帰ってくるときに使った巨大なスーツケースにとりあえず適当に必要なものを詰め、バスに飛び乗る。もう @yotarow くんや manab-ki くんたちと奈良で揃って会うことは恐らくないのだろうな、と少々感傷に浸ったり(松本先生の最終講義があったら勢揃いしそうだが、それは10年後のことである)。しかし東京の喧噪はそういうセンチメンタルな気持ちを吹き飛ばすくらい重っ苦しいものである。ああ、またここに来てしまったのか、とどんよりした気持ちになるのだが、若いうちは都会で刺激を受けるのもいいのかもな、と思ったり。あと1週間で新年度だなぁ。