国内国外飛び回る人は書類をスキャンしておくとよい

J1 ビザ(交換留学とか研究訪問とかインターンシップのためのビザ)の手続き、さすがに出発まで1ヶ月を切ろうとしているのに全く連絡がないのはおかしい(前回 Microsoft に行ったときも書類が遅れて出発が1ヶ月延びた)と確認したら、案の定手続きが止まっていたようで、担当の人に確認してくれたところ、すぐ書類の準備をしてくれるようだ。大企業ではいつものことかもしれないし、慣れて来たが……。

それで急に「英文の在学証明書、パスポート、前発行してもらった J1 ビザ、TOEFL のスコア、指導教官の推薦状をスキャンして送ってください」と言われ、ちょっと困る。というのも、英文の在学証明書はスキャンして持っていたのだが、パスポート(J1 ビザはパスポートに貼られている)は自分で持っているもののスキャナがないし、TOEFL のスコアは3月に受けたばかりなので、オンラインでは確認できる(ちなみに自分は Reading : Listening : Speaking : Writing = 27 : 26 : 20 : 25 でトータル98点だった。Speaking が低いので、ちゃんとしたテストセンターで受け直したい)ものの、紙のものは奈良に届いているのであった。

結局日本時間的には土曜日だがアメリカ時間的には金曜日に全部スキャンして送ったが、こうならないためにも書類は小まめにスキャンしておいたほうがいいと思う。前 F 原が「これから世界各地で研究者として移動することになるので、できるだけ身軽になりたいから紙でスキャンできるものはスキャンしておく。引っ越しの時荷物の7割は紙なので、これがなくなるだけでだいぶ身軽になる」と言っていたが、紙だと物理的に手元にないと参照できないのに対し、電子的に持っておけば自分のように奈良と東京を行ったり来たりしても大丈夫。あとは簡単に検索できればいいだけだよなぁ。

あと彼のブログによるとイリノイ大学では大学院生向けのグラント申請の書き方を教える50分週2回の講義というのがあるそうで、こういうのがあるかないかで大学の研究費獲得力は大きく違うのではないかなと思った。NAIST でも助教とかポスドクの人向けに科研費の申請方法の説明会があったりするそうだが、週2回の講義(+チュートリアル)というのは時間のかけ方が違いすぎる。京大では研究科として学振の申請書を(これまで審査委員していた経験者の教授とかが)チェックしてくれる制度があると聞いて、これは東大京大バイアスなんて騒いでいる以前に、研究計画書自体の完成度が違うんじゃ、と思ったのだが、日本とアメリカでもかなり違うんじゃないかなー

推薦状は松本先生から「小町くんの一番都合のよいようにするので、どうしたらいいか教えてください」とメールが来たので、厚かましくも細々とお願いしたところ、土曜日休みなのに署名した推薦状をスキャンするために研究室にきてくれて、原本も机の上に置いておいてくれていた。ありがたい。(ここまでしてくれる先生ってほとんどいないと思うのだが、自分もああなりたいなぁ)

現地時間的に金曜日の深夜23:59には間に合ったが、たぶんこれ処理されるのは週明けだろうな……処理に10日かかるらしいので、ゴールデンウィーク明けに大阪の総領事館に行って面接受けて、よくてぎりぎり、たぶん1-2週間延びるんじゃないかと想像。WWDC 開催までに着いたら行ってみたいのだけど、間に合うかなぁ。