留年する人の友だちは留年する人

火曜日に引き続き少し早めに抜けさせてもらって企業見学。英語ばかり書いていると、消耗してしまうので……。

今日お邪魔したのもいま伸び盛りですごく勢いがある会社で、人材募集にも積極的だし、博士まで来た人間としては、実際どういうところに研究って役に立ちそうなのかな、というのを知りたくてお願いしたところ、快諾くださったので、すごく太っ腹だな〜、と楽しみにしていた。

結局自分からは博士の研究のスライド1つと ChaIME のスライド1つを紹介。研究に関するツッコミが鋭い。あとで聞いてみたら元々自然言語処理の研究室出身だったとのこと……納得。見方の違いというか、「この手法は広く使われていましたが、こういう問題点がありました」というのは恐らく研究の世界では意味のある指摘だが、「じゃあそもそもそんなの使うのが間違いだったのでは」というのはその通りで、その発見が新しかったかどうかというのは(使う側にとっては)どうでもいいことなのかもしれないなー、と思ったり。

これがいいことか悪いことかというと微妙で、別に新しくなくてもいいじゃん、というのは、車輪の再発明でも集中砲火を浴びたりすることはないし、二番煎じでもユーザを獲得してビジネスになれば OK (逆に言うといくら新しいことをしていても顧客がつかなければビジネスとしては失敗)とか、いろんな評価軸があるし、そのどれを自分が好きかという違いなんだろうな、と思う。

情報交換後に焼き肉に行ったのだが、要約すると「留年する人の友だちは留年する人」という内容について語り合った(笑) 自分の感覚では少なく見積もって東大生の3割、多く見積もると7割(多すぎ? でも哲学科はこんなもんだと思うけど……)は留年をすると思っていたのだが、「さすがにそんなに多くない」と言われ、そうかなぁ、と思って調べてみたら、確かに16.3%と自分の予想の半分か。でもそこにいた東大出身の人はみんな留年していたし、確かに自分の知り合いにも留年している人多いかも。ネットワーク分析すると留年クラスタとかできているのかな……