書類書きに追われて一日が終わってしまった。

授業料免除の書類と学振の書類を書くだけで1日が終わる。あー…。授業料免除の書類は明日が〆切で、学振の書類は、在学届の提出が10日〆切で、それに合わせて全部だそうと思うと(8日から10日まで東京に来る自分的には)明日が〆切になるので、いずれにせよ今日やらないといけないのであった。学振の書類は指導教官の記入欄もあるので、気がついてよかった……。

今年から研究室では年度が替わったら学生全員と面談することにしたそうで、奈良にようやく帰ってこられたので、松本先生のところに面談に行く。先生によってはあちこち出かけることが多く、行っても不在なことがほとんどとか、もしくは事前にアポイントメントを取らないといけない先生もいたりするそうだが、松本先生は割といつもいてくれて、自由に相談に行けるのはありがたい。

面談は、就職活動の進捗報告や博士論文のテーマに関する相談など。「あちこち手を広げすぎている感があるけど」と釘を刺される。まあ、こればかりは去年1年我慢したし、学生のうちにしかできないことなので、お目こぼししていただきたく……(と書きつつ、上で書いたような「いつも研究室にいないで外を飛び回っている先生」みたいだなと思って反省)

手を広げる性格の人と手堅く行く性格の人といると思うが、前者は乱世に強いタイプ、後者は安定した世の中に強いタイプで、例年だったら後者のほうがよかったろうが、今年は激動の時代なので、むしろ変化に強い人のほうがサバイバルしやすいんじゃないかな、と思う。

こういうこともあろうかと思っていろいろな場所に行ったりしていた(いまもしている)ので、狙いが当たってよかったが、就職難や不況も周期的に繰り返しているし、1999年くらいから以降4-5年間の(超)就職氷河期を見ていると、危機感の違いかなという気はする。景気はいいときも悪いときもあるが、景気がいいのが続くと期待して人生生きるというのは、相手が悪手(とまでは言わなくても凡手)を指し続けるという前提で自分の手を指すのと同じであり、人生そう甘くなく、相手が最善手を指してきたとしても自分はそれを上回る手を指し続けないといけないので、最悪の事態を考えて、準備しておくに越したことはない。あと、現在の状況が自分にとって優勢か劣勢かというのも大事で、劣勢であればじり貧を避けてバクチ的な一手を打ってみる、というのも手ではある。

ちょっと今日は面談が途中で中断してしまったので、明日また続き。