CJE = new CJE(kevinduh); CJE++

朝6:20に起き、一緒にご飯を食べ、着替えてあとは行くだけ、というところで、妻が気持ち悪いというのでちょっと心配に。いろいろと症状も出ているし、結局上司に電話して休むことにして、午前中一緒に病院まで検査に行くことに。病棟実習が始まっているので、なにかに感染していると出勤してはいけないのである。

Google Map で調べてみると、どうやら家から歩いて5分くらいのところに総合病院があるようなので、9時まで待って足を運ぶ。病院では待たされるのか思いきや、ほとんど待ち時間なく診察してくれる。まずは内科、それから採血とCTスキャンなど (感染しているかどうかは、数日待たないと詳しく分からないようだが)。

1時間ほど待つと診察室に再度呼ばれ、検査結果を教えてくれる。一応全身に炎症はあるが感染はないみたい、ということで一安心。初めてCTスキャンを見たのだが、ここまで分かるのか……。レントゲンと違って3次元で見えるというのは画期的だなぁ。というか、切って開かなくてもこんなに見えるというのはびっくり。

最近アメリカで空港の検査のとき全身透視できる機械がプライバシーの問題になっているが、むしろ自分は入国するとき「ここに石ありますよ」とか無料で教えてくれるなら、喜んでチェックしてもらいたいくらい……。

昼から研究室。途中高の原でtakeshi-naさんと遭遇したので、一緒にNAISTまで。とにかくバスが不便なので、お互い様かなと思う。

昼一で英語文法誤り訂正のワークショップ進捗ミーティング。そろそろ最後の調整に入るのだが、本当の〆切は日本時間土曜日の19時だそうで、松本先生のご意見で明日と明後日も進捗チェックのミーティングをすることに。確かに最後はちゃんと全員が結果を返してくることを確認しないといけないので、遅れてそうな人がいたらバックアップしないと……。

午後はスタッフによる新入生に向けた研究室紹介と新年度の抱負。松本先生がだいぶ詳しく話してくれたので、自分は軽く各勉強会の紹介を話す。というか、本当は今日の午前中スライドを作ろうと思っていたら、病院の付き添いで時間がなくなっただけだが……。

Kevinさんの研究テーマと勉強会紹介がおもしろかった。大学院に入学したら最初はアラビア語処理を教授から「やれ!」と言われてやった、という話も初耳。アメリカの大学の博士課程は、授業料が免除になりお給料がもらえたりするものの、お金の出どころや教員の方針によってやるべきことが決まっていることが珍しくなく、拒否したり結果が思わしくなかった場合、首になるのもよくある話だそうで。まあ、No free lunch ということですな。

今年度は長らく続いた意味談話解析勉強会とCJE (中国語、日本語、英語解析) 勉強会を統合したい、という話がKevinさんから出ていたので、そもアナウンスもしてくれる。新しい勉強会は「CJE++」という名前にするそうだ :) いろいろなレイヤーの解析を同時処理したり結合学習したりする研究が盛んになってきているので、要素技術の研究グループもまとめたほうがよい、というアイデアである。

終了後、新年度のTAやRAやらの仕事の割り振り。国費留学生や学振研究員等、研究室からお給料をもらっていない人は免除されているのだが、博士課程の学生は研究室から月10万円程度お給料を出していて、その対価に研究室内の仕事を分担してもらっているのである。(ちなみに、日本学生支援機構奨学金を借りると毎月の手取りは23万円ほどで、奈良で暮らすには不自由しない)

帰り、Kevinさんが今日はバスで来たというので送って帰る。やはりKevinさんも新学期になってからバスが混んで困っているそうで、空いていると感じたのは学校が休みだったからか……。