機械翻訳勉強会で今週末の自然言語処理合同研究会のポスター発表練習をする。ちょっと修正点があるので、明日の ryu-i さん送別会の前、全員のポスター発表練習をするので、そのときまたすることに。
ポスター作りの合間、久しぶりに F 原とチャットした。理系研究者夫婦(カップル)についてつらつら話したのだが、理系研究者(かまたその予備軍)は性別に関わらず
理系の女の生き方ガイド―女性研究者に学ぶ自己実現法 (ブルーバックス)
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を読むとよいと思う。前半部分は高校生・大学生くらい向けに、どういう進路を選択したらいいか、という話だったりするのだが、後半は研究者としてどう家庭を作っていけばいいのか、という話で、たとえば「お母さんに『明日ぞうきん持っていかないといけないんだけど』と言ったらタオルとミシンを渡された、と娘が大きくなってから恨み言を言われたが、母親がズボラだと子どもが逆にしっかりするし、子どもどうやっても育つ」とか、抱腹絶倒である。研究者夫婦で日本では勤務先の都合で別居しているが、夏休みだけは海外に行って2人で過ごす夫婦もいるとか、あとアメリカでは物理の実験系は忙しいので「やあ、前会ったベッキーは元気かい?」みたいに以前会った奥さんのことは話題に出さない(離婚している可能性がある)のが常識とか、研究者カップルは苦労するんだなー……。
自分の信念として、女性が過ごしやすい環境は男性も過ごしやすい、というものがあるのだが、ここに出てくる「女性にお勧めの学問」は男性にもお勧めなんじゃないかと思う(血液型占いみたいな感じでなにを言われても自分のことだと思う、みたいな感じだが)。
「女性は特に博士号を取っておきなさい」とか「女性はポストを選べなかったりするので、専門を柔軟に変えられるようにしなさい」とかいろいろ「そうなのかぁ」と思う内容も多いので、女性の大学院生には特にお勧めである。
あと先日本屋に行ったら並んでいたので、妻を教育(?)するべく(妻は看護系なので情報系の生態を知ってもらいたかった)
- 作者: よしたに
- 出版社/メーカー: 中経出版
- 発売日: 2008/09/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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を買ってみたのだが、こちらはいまいち。元々この人の絵はそんな好みではないのだが、まだオタリーマンのほうがいいかな……。ディスプレイで見るといいのだが、本で見るとさらに目劣りする。妻は喜んで読んでいたが、内容も「そうかなぁ?」という感じで……。逆に
- 作者: カラスヤサトシ
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のほうが実情を性格に伝えているのではないかと……(別に理系というわけではないけど。ちなみに妻はこちらに一時期はまっていて毎日読んでいた)
また、そろそろ就職活動かなと思って
- 作者: 小林哲夫
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を読んでみたのだが、ほとんど参考にならなかった。後半の「理系の転職」についてはまだかろうじて読んでもいいかと思ったが、それ以外は別に理系とか文系とか関係ある話ではなし、他の本読んだほうがよい。たぶんターゲットが学部生と修士の中間あたりで、どっちつかずになっているということと、博士課程まで来たら全く就職活動はそれまでと違う(どちらかというと経験者採用に近いようなサイクル)ので、博士後期課程まで来てしまうと、それ専門の情報を探さないと意味がない、ということなのだと思う。(博士取らずに修士第二新卒みたいな感じて就職するなら話は違うだろうけど)