andLinux

ThinkPadVista 環境が手狭になってきた(残り数 GB)のでパーティションの切り直し。GentooDebian etch がそれぞれ20GB占有していたのだが、ここ1年ほど全く起動しなかったので、ばっさり消してしまうことにする(メールや Web 日記のデータはサーバに置いてあるし、それ以外で大事なものはだいたい subversionリポジトリに突っ込んでいる)。

最初 Ubuntu 8.10 のインストール CD で起動して gparted で拡張パーティション消去して基本パーティションを増やしたのだが、再起動したら Vista が起動しなくなっていてびびる。Vista の DVD から起動して「修復」を選ぶと一瞬で回復してくれたからよかったけど……

というわけで+40GBになったので、これでこの Windows 環境は卒業まで大丈夫かな?

そして VMware とか VirtualBox とかの仮想環境を使うのが最近面倒くさくなってきた(特にディスクイメージが巨大になると……)ので andLinux をインストール。andLinux というのは coLinux + Ubuntu ディストリビューションで、coLinux と違ってインストールが楽なのがウリらしい。

coLinux はその昔試したことがあり、VMware なんかと違って軽いのはいいのだが、不備があると Windows ごと道連れにお亡くなりになったり、設定が面倒くさかったりしたのがトラウマで、結局使っていなかったのだが、andLinux は非常によい。Windowsインストーラで4,5回クリックする(しかもほとんどデフォルトでよい)だけで、rootless なウィンドウが立ち上がる。こんな簡単でいいのか……。ちなみにインストール後は端末を起動するショートカットが作成されるので、それをクリックすれば端末が開く。日本語ファイル名もフォントを入れて locale を設定すればたぶん普通に使える(境界事例でどうなるか調べていないので、気になる人は Samba を立てないといけないのかもしれないが、個人的には日本語のファイル名は使わないし、そもそも自分の Vista は英語版なのでそんなに問題ではない)。

andLinux の存在を最初に知ったのは確か alohakun の andLinux 素晴らしいという記事だったと思うが、「Linuxディストリビューションなんて Ubuntu でいいや、考えるの面倒だし」という向きには最適だと思う。インストールと日本語環境の構築(というほどでもないのだが……)は ThinkIT のandLinuxのインストール方法の記事が参考になる。現在公開されているバージョンの andLinux はベースにしている Ubuntu が古い(7.10)ので、新しくしたい人は apt などで更新すればよいようである。

Windows (で使う Linux 環境)でなにがしたいのかにもよるが、自分みたく pTeX (や論文書くのに必要なツール)が動いてくれればいい、という程度であれば、andLinux 最強だと思う。