Mac Pro に Ubuntu インストール

Mac Pro が来て、時間もあまりないのだが、早く動かさないとどうしようもないので設定する。日本語教育プロジェクトのほうでは、hiromi-o さんは Mac Pro、noah-e さんは Apple HD Cinema 30"、kosuke-s くんは Mac mini、junta-m くんは MacBook Pro 15"を入手したらしい。Apple 祭り。

自分のプロジェクト的にはとりあえずディスク容量が使えればいいだけなので、Leopard が入っているなら使ってもいいかなと一瞬思ったのだが、電源を入れたら Tiger が起動したので削除する(= Mac OS X 使わない)ことに。

というわけで Ubuntu 7.10 がインストールされた。BootCamp が必要とか rEFIt が必要とかいろいろ検索すると出てきたのだが、Linux でしか使う気がないので、なにも考えず全てフォーマットして大丈夫(ということもどこにも書いていなかったわけだが……)。ただ、parted でもなんでもいいのだが、Linux を入れたパーティションに boot フラグを立てておかないと起動しない。フォルダにはてなマークが最初出てかなり焦ったが、LiveCD から起動して parted でいじれば問題なく立ち上がる。なぜか起動までしばらく(灰色の画面で数分)時間がかかるのが難点だが、辛抱すれば OK。裏で BIOS のチェックでもしているのであろう。

なぜわざわざ Mac Pro で、という話になるかもしれないが、メモリを16GBだか32GBだか載せて HDD も数台入れて CPU も Quad が2個だったりなんだり、といったワークステーション構成では、アカデミック割引(1割)があると Dell で Precision 買うより Mac Pro のほうが若干安かったりするのであった。値段的に同じくらいとすると、静音性とかメンテナンスのしやすさ(HDD は中を開ければモジュールになっている。Dell は購入時に増設するのでなければ専用のブラケットを別途購入するか、5インチベイへのマウンタを取り付けないといけない)とか、あとデザイン(笑)とか、Mac Pro に軍配が上がる。とはいえ東大 Fink チームで Mac に関わっていなかったら、こんなに(Linux インストールすることに最初から決めてあるのにわざわざ) Mac 使っていることもなかっただろう。なんかこんなに貢いで自分が Apple 教かと思うくらいである。Microsoft がハードウェア出してもたぶん買わないと思うけど……(ZuneXbox もよく壊れるらしいし)

Apple HD Cinema 30インチでちゃんと写るか(あと Cinema の USB/Firewire ポートが動くか)心配だったが、いずれも大丈夫。Cinema から明るさが調節できなくなったことと、CD-ROM のイジェクトがキーボードからできなくなったことが違いか? 後者は eject コマンドで出せるので問題ないが、前者はどうすればいいんだろう……

Gentoo じゃないけど Linux メインの環境に戻ったのは2年ぶりくらいである(大学卒業直前に買った ThinkPad X31 に M1 の冬まで Gentoo を入れて使っていたのだが、週末しかまともにいじれなかったし、自分の PC がなくて困っている人がいたので、HDD を戻して Windowsリカバリしてその人にあげてしまった)。いろいろ隔世の感がある。

こんなインストールって楽でよかったんだっけ……。起動した瞬間ネットワークがつながったり、xf86config しなくても画面が切れていなかったり、楽になったものだ。