夫婦寮に4月から入れなかったことに納得が行かなかったので、学生課に問いただしに行ってみた。すると、どうも NAIST の寮は研究科ごとに何人まで入れるという枠があって、情報科学研究科は留学生が多くて夫婦寮と家族寮は留学生分で全部埋まってしまうので、日本人が希望しても入れない、という話であった。ちょっとびっくりしたが、留学生で(単身なのだが)夫婦寮や家族寮に入っている人が研究室にも何人かいるので、その話とちょうど符合する。
さも申請すれば入れるかのような書き方をしていて現実は入れないというのは馬鹿にした話だと思うのだが、言葉が通じない留学生をむげにできない(留学先で住まいを探すことの大変さはよく知っている)ので、ジレンマ。
でも夫婦で来る人のために部屋を空けておくならまだ分かるが、単身で来る人のためなら単身寮を空けておけばいいんじゃ? と思わなくもない。まあ、留学生は日本スタンダードの広さ(というか NAIST の寮は日本人でも「狭っ!」と思う狭さなので、海外の人が初めてここに入れられたら「刑務所かと思った」とか「拷問だ!!」とか言われてもおかしくない)は合わないかもしれないし、難しいところである。
とりあえず「博士課程の学生は希望したら全員寮に入れるし、現に100%入っている」と謳っているが、それは看板に偽りありだと訂正してもらいたいものである。自分が入学時結婚していて夫婦寮を希望していたのに単身寮しかアロケートされなかったら自分は入学していなかったと思うし。(いや、そうしたら NAIST 的には100%の入寮率は維持できるのかもしれないが)
学生課で紹介してもらえる公団の住宅(3箇所)はどこも築40年だし、東京ならともかく奈良の駅歩18分に月4-5万は払いたくないよなー……。
補足しておくと、証明書の類は留学生の人は「出さないでも大丈夫だった」ものを学生課の人に「早く出してください」と言われて、彼女に頼んだ(仕事が忙しいので市役所に郵送で申請してもらい、それをさらに奈良に送ってもらった)ものである。入れないことが最初から分かっているなら最初からこんな書類出せと言わないでほしい(居室移動できることが決まってから証明書を確認するという手順でいいハズ)。最初から「夫婦寮と家族寮は募集していません」と書いてあれば(もし理由が留学生のためであっても、そうでなくて全部本当に夫婦で埋まっていたとしても)ここまで怒りはしないのだが、手間をかけさせてそれが最初から無駄だったことに対して怒っているのである。
