Leopard 不具合

今朝は5時に起きたので夜8時ごろ強烈に眠くなる。東京に行くと帰ってきてからしばらくは朝型になる。今週は金曜日からまた東京に行くので、奈良で夜型にならないように気をつけないと……。

さて、今日は明日修士論文目次発表の kosuke-s くんが「Emacs が起動できない」というので見に行くと、確かに

$ /usr/bin/emacs
Fatal malloc_jumpstart() error

と言われて起動できないようだ。MacPorts からインストールしようとしても、途中でエラーになってインストールできない。variants を全部オフにしてもだめ。なんだろう? と思って深追いすると、(/usr/bin/emacs が起動できないのはなぜか分からないが) Emacs 22.1 のソースが Leopard でビルドできないのは既知の問題で、Carbon版 Emacs 22.1 を Build するというページに Emacs 22.1 用のパッチがあり、これを当てると無事ビルドすることができた。ふう。

HHKB2 をつないで使っているのだが、今日気がついてみるとどうも Command キーが使えない("a" が入力されてしまう)。Mac で Command キーが使えないとあらゆるキーボードショートカットが使えなくなってしまうので、システム環境設定からキーボードの認識を再チャレンジしてみたり、キーボード切り替え機を使わずに直接接続してみたり、再起動して最初からつないだりといろいろ試してみたのだが、どうもうまく行かない。同じ構成で Windows ならちゃんと使えるので、ソフトウェア的な問題であることは分かったが、検索しても他の人で同じ症状の人がおらず、困った。もしかすると英語配列Macbook に HHKB をつないでいる人がいない? というわけで藁にもすがる思いでHHKPS2USBDriverというのを見つけ、インストールしてみると、なんと無事動いた。PS2 用のドライバでなんで動くのか分からないが、動いたから深く追求せず……。

こちらが HHKB2 で苦戦している間、kosuke-s くんはまた「Leopard で突然管理者権限を持ったアカウントの管理者権限が消える」というバグに遭遇していた(つうか Apple はこのバグ早く直したほうがいいぞ)。一難去ってまた一難。

これからの論文投稿シーズンに向けて junta-m くんが Ubuntu 用の NLP ソフトウェアのパッケージングをしてくれているらしい。偉い。eric-n さんも Ubuntu 用の NLP ソフトウェアの公開をしているのだが、こういうのは1人がんばって作ればみんなが楽できるので、好きな人が作って上流にプッシュするというのが一番よい。(東大 Fink チームみたく最初仕事で始め、成り行き上本家にコミットすることになり、そのままずっとメンテナンスするというのもあるが)

自分も M1 のこの時期にひたすら Gentoo 用に松本研で使うツールのパッケージを作っていた気がする(30個くらい)。Ubuntu (というか Debian)もオレオレパッケージならそこまで面倒くさくはないと思うのだが、それなりに手間らしい。Gentoo がパッケージ作りやすすぎるだけなので、比較してはいけないか。いずれにせよ Gentoo にして2年半は安定して動いていた(し、作ったものの大半は本家にコミットした)から、あれはあれでよかったかな。自分は松本研にあと2年半しかいないし、いま M1 の人はこれから4年半あるので、最初がんばって Ubuntu のパッケージ作っておいたらあとで楽になると思う。いまやるべきかという話はあるが、大体において「あとでやろう」と思うと当初始める予定だった時期から半年以上延びるので、結局また忙しい時期に重なってできない、という悪循環になりがち……。