英語でスライド

今日の CJE 勉強会は masayu-a さんによる shift-reduce tagging の話。SIGHAN という中国語の解析のワークショップでいろいろやったけどあまりよくなくて、行くか退くか考えているところらしい。

ATOK X3 for Linuxが出るらしい。なんで X の次が X3 なのか不明だが……。

研究会前 taku さんの伝言を masayu-a さんがホワイトボードに書いてくれていたので shuya-a さんと ryu-i さんと検討。確かに実験していて問題になっていたところが理論的にクリアになる気がするので、自分もちょっと深追いするかもしれない。今年の3月に社会人ドクターを取った mineki-t さんが東京から遊びに来たのだが、mineki-t さんも Espresso を知っているそうで、無茶苦茶マイナーなアルゴリズムだと思っていたのでびっくりしたら、乾先生経由で伝わっているとのこと……。使っている人ベースだと shuya-a さんと自分なので N=2。ブートストラップのアルゴリズムというと最近の NLP blog のエントリBootstrappingを思い出す。理論的にすっきりしているのかな?

今年は秋入学の留学生が多く、社会人ドクターを除いた留学生率は11/32でちょうど三分の一を少し上回った。松本先生曰く「留学生が増えたのでなるべくスライドは英語で作ったほしい、話は日本語でもいいので」とのこと。次回の発表は12月なのだが、英語で用意しよう。NAIST ではドクターの学生は特に国際会議での発表が多いということで、ドクター向けの英語プレゼンテーションの授業がある。聞いた話では自分の研究のプレゼンテーションを作って添削してもらうとかいう感じみたいなのだが、英語の授業受けたことないので明日行ってみよう。

研究会のあと、松本研の卒業生の人でいまは静岡で英語教師をしている人が、「もう使わないから」と自然言語処理とかプログラミングとか数学とかの本を贈ってくれたそうで、学生たちで分配。結局各自1冊ずつ取って2ラウンド回してあと残ったものは各自調整、というふうに交通整理したのだが、何冊も取ろうとする人や、人がほしがらなさそうなものだけ取る人(←自分)など、人間性が出る。

富の再分配というか利害が衝突するとき最適に配るのは難しいけど、まあそのあたりはお互い譲り合ってスムーズに決まった気がする。いま日経新聞の「私の履歴書」でスタンフォード大学の経済の名誉教授の青木昌彦さんが連載しているので経済に興味ある人は絶対読んだほうがいいと思うが、ゲーム理論ってノイマン(ノイマン型コンピュータのノイマンとして知っている人も多いかも)のあと一時爆発的に研究が進んだあったくらいでそこからはそんな劇的には変わっていない印象があったが、最近勉強し直していろいろ発展があることを知った。そういえば今日の勉強会で論理生命学講座から研究室変わってきた ikumi-s さんが Minimax を使った遺伝子選択の手法について話していたが、この定理もノイマンが証明したものである。

経済もなに研究するのか方向くらい決めないと、と思いつつ……