ひょんなことから秋入学の人と話していたら、自分とけっこう境遇が似ていることを知る。入学した前後に知りたかったこと、自分は3年かけてじわじわと知ってきたのだが、これ先に知っておきたかったなあ、ということを話す。

不安なこともあるだろうけど人間大概のことは大丈夫なようにできている、ということかな。いや、松本先生が信じられないくらいいい先生だし、NAIST が恵まれすぎているということなんだろうけど、たまたまこんな環境に来ることができた自分はよかったけど、他の人の話聞いているといろいろと大変なようだ。簡単に辞めればって言えなかったりして、ちょっと心苦しい。ひどいことされても自分だけはちゃんとしていれば、誰かがきっと見ていてくれて、いつか助け舟を出してくれたり、ひょんなことから転機が訪れたりするものだと思うから、くさらないで自分をしっかり持ってね、としか言えないけど、そういう人はきっとしあわせになれるように世界はできていると思うのだ。

人生努力したからといって成功するわけじゃないし、運次第ってこともあるのだけど、その運を増やしておくってことはもっとやってもいいんじゃないかと思う。いろんな人と会ったり困ったことがあったら手伝ってあげたりするってのもそう。ひとつひとつは小さいことでも、習慣になっていたら負担でもないし、迷惑メールじゃないけど10人,100人にしてあげて1人が覚えていてくれて恩返ししてくれたら御の字じゃない? と思ったりする。やってあげたこと、全部すぐ返ってこないと我慢できない人にはお勧めできないけど、人生80年、精力的に活動できるのが半分の20から60までの40年とすると、なにかいい影響が出るまで10年かかってもまだ残り20年あったりするんだから、気長に構えても悪いことないんではー、と思うのであった。