黄金時代は最初から黄金時代だったわけではない

昼から Last CJE という名の masayu-a さんの farewell party。学生が何人来るか分からなかったが (いつも CJE はそんなに日本人学生が出席する勉強会ではないので……)、蓋を開けてみるとスタッフと学生含めて20人以上いたような気がする。masayu-a さんの松本研での約13年間の思い出話 (スライドつき) を聞きつつ、お寿司やらなにやらをみなさんでいただくという会。

途中、masayu-a さんの M1 のとき、D1 のとき、そして助教になった1年目、それぞれの研究室メンバー一覧 (年報で調べたそうだ) が出てきたが、確かに松本研には錚々たるメンバーがいらしたのだなぁ。あえて外に出て行く必要はない、というのも分かる。自分も学生のころは現実逃避のためにしょっちゅうどこかに出かけていたが (←これは自分の病気みたいなものだが、最近は妻がいるので自重している)、1週間くらいのインターンに何回も出かけて研究が中途半端になっている人を見ると、そんなに外に出なくても、松本研でしっかり研究すればいいんじゃないの、と思ったりする。(自分自身落ち着いてずっと研究室にいたわけではないので、止めたりはしないけど、行くなら数週間のインターンシップ行くよりは、数ヶ月がっつり行った方がいいと思う)

自分が学生だったころからずっと考えは変わっていないが、やっぱり大学でいちばん大事なのは学生だと思う。いまの自分も含め教員は黒子で、学生の人たちががんばって優れた成果を挙げるものだと思うし。学生同士で教え合ったり高め合ったりできる環境がある、というのが松本研のいちばんの強みかなぁ。

そういうわけで、来年以降の松本研がどうなるか分からないが、末席に名前を連ねている一員として、できるかぎりがんばりたいと思う。あとから「あのときはすごいメンバーが揃っていた」と振り返ってもらえるような研究室にしたいものである。

masayu-a さん、長い間どうもお疲れさまでした! 新天地でもご活躍をお祈りしております!!!

午後は研究会。言語教育勉強会の2人の発表なので、安心して聞く。しかし短い時間ではなかなか伝わるように話すのは難しい。自分は長いバージョンも聞いていて、いろいろ実験結果も途中結果を含めて聞いているので分かるのだが、解析した実例やタグづけした文を見せると分かるのになぁ、そういうのを省いて話すのはもったいないのになぁ、と思うことがしばしば。他の人に自分の研究について話すときは、できるだけ実データ (こういうデータに適用してうまくいくイメージはこうで、失敗する例はこんな感じで失敗して、というようなの) を見せることをお勧めする。

夜は新幹線で東京に移動。いつもはのぞみの N700 系にしているのだが、人が多くて辟易していたので、あえて普通ののぞみにしたところ、快適至極。Wifi と電源が不要なら、積極的に普通ののぞみに乗ることにしよう。というか、なんでいままであんな人が多いの我慢して乗っていたんだろう……