ドラゴン桜

先日実家に帰ったときに「ドラゴン桜完結したよ」と兄弟に話したのを思い出した。弟(三男)は「あんなの作り話でしょ」と言っているが、ちゃんと読むとどれも理に適ったこと、というかやっている人はやっていることじゃないかな。(あれをやれば受かるということではないが……)

あの漫画に限ったことではないが、素直であるというのは一つの才能だと思う。素直であるというだけで、少なくとも勉強に関してはできる人になると思う。教科書を馬鹿にする人は多いが、教科書のような分量であれだけのことをカバーしてあんな分かりやすく書いてある本は他にない(ちなみに自分は世界史に関してはそれぞれ性格が違う3冊の教科書を使っていた)。

うちの弟たちはそれぞれ世界史が得意というか好きな教科だったのだが、教科書をほとんど見ないで参考書ばかりこなし、模試ではいい成績を取っていたものの本番で全滅して日大に通うことになった三男と、教科書ばかり何度も繰り返して参考書は全然使わず本番まで振るわなかったが受けたところは全部受かって一橋に通っている四男といるのだが、世の中の人は楽な道を通らずなぜか困難な道を進んでしまう人がいるので、少し気の毒に思うことがある。自分も定跡に従わない手ばかり指してしまう性格なのだが、定跡を知らないで自分流に打つのではなく、定跡を知った上でわざと外すので、それで不利益を蒙ったらそれは自分の責任だと思っているのだが……。(そういうわけで「筋のいい」人の前では「こりゃかなわん」と道を譲るわけなんだけど)