夏の終わり

もう奈良はだいぶ涼しくなった。朝暑さで目が覚めるのが気持ちいい。

というわけで夏の終わりに短歌をどうぞ。

  • あの夏の数かぎりなくそしてまたたったひとつの表情をせよ/小野茂
  • あの夏の数かぎりない君になら殺されたっていいと思った/枡野浩一

自分が短歌を読んでいた(結局書かなかった)のは高校生のころなので、短歌を見ると夏を思い出す。人生で同じ夏ってのは二度と来ないのだけど、四季があって昔の記憶と体感とともに毎年季節を迎えるというのは好きだ。古くからの友人に会ったみたいに「やあ、3年ぶりくらいだけど元気だったかい」「久しぶり、変わってないね」なんてやりとりをしているようで。

思い出って積もっていくものだねえ