Solaris 9

今年の4月から NAIST の学内システムががらりと変わったらしく、FreeBSD から Solaris になったそうなのだが、これがえらく評判悪い。

たしかに自分もこの環境使い勝手悪いので、デスクトップマネージャは twm に変えてしまったし、シェルも zsh にしてしまった。基本的に使いそうなパッケージ自体は /usr/local の下に(バージョン古いけど)入っているので、手動でコンパイルしないといけないものは実はあまりなかった。

ただ XIM が kinput2 + Wnn6 で、C-j で変換とか C-l で確定とかいうキーバインドに慣れないので、SCIM とか uim でも入れてみようと思ったのだが、いろいろと依存関係入れてもだめなので諦める。(SCIM はリンクに失敗、uimコンパイル後 iconv で失敗。uim-fep の yamamoto さんてたしか Solaris だったから使えると思うんだけど……)

年度をまたいでシステムを使っている人は、以前はシェルでコマンドヒストリ機能が使えた(たとえば↑を押したらどんどん前のコマンドが出るとか)のに新端末では使えなくなったと問題になっているらしいのだが、Solariscsh (しーしぇる)って tcsh (てぃーしーしぇる)じゃないので使えなくなっているっぽい。(ちなみに tcsh というのは csh の機能拡張版) FreeBSDcsh の実体が tcsh だってほうが特殊だとは思うけど、もうちょっと使いやすくなっていていいと思うのだけどなあ。

メールやニューズの設定も謎が謎を呼ぶことに。学内のシステムでメールを読むデフォルトは Mew になっている(講習会で Mew の使い方を教える)ようなのだが、なぜか Mew 2.2 で、POP で受信する設定になっている(このあたりの MewIMAP 非対応になっていた気がするので仕方ないが)。Mozilla Mail を使って IMAP 経由で読めばいいのでは……。ニューズもアカウントの設定さえすれば Mozilla Mail で読めるはずだったのだが、どうも4月から学内システムのアカウント認証を NIS から LDAP に変更した(東大でも去年から LDAP になったけど)らしく、松本研の内部の状態とうまく整合性が取れていないようで、うまくいかない。

M1 の仕事分担で計算機担当の2人のうちの1人になったので、このあたりはおいおい直っていくものと期待。