輪読は時間をかけて読むといい

朝6時からメール処理するが、間に合ってない。

午前中は共同研究のミーティング。そろそろ今年度の成果物をまとめていかないといけないなぁ(来年度以降についても考えないと)。

昼から対話勉強会。前半は対話データの収集についてのブレインストーミング。12月の自然言語処理シンポジウムでもポスター発表予定なので、いろいろご意見いただきたいのだが、まずは叩き台としてやりましょう、という段階。技術的な部分がボトルネックにならないように、いろいろ検討していきたい。うちの研究室、コーディング力についてはまだまだ改善の余地があり、エンジニア経験者を歓迎していて(大きな研究室だと、コーディングするエンジニアの人を雇用していることもあるが)、来年度は2人社会人経験者が増える見込みなので、少しずつコーディングについても変わっていくといいな(開発に関しては、学生が教員より詳しい方が正しいと思っている)。

対話システム (自然言語処理シリーズ)

対話システム (自然言語処理シリーズ)

対話勉強会の後半はコロナ社の「対話システム」の輪読。教科書の輪読というのは、ベタだが割と効果があるもので、学部生のころは「自分で読めばすぐ読み終えるのに、時間の無駄では」と思っていたものだが、大事なのは自分という個人が理解することだけではなく、チームとして共通の基盤を作ることなので、時間をかけて読む意味は十分にある。

夕方は学内の委員会の代理出席。うちの研究室的に重要な案件の議論に参加するが、いよいよ来年度どうするかを考えないといけない。座席が足りないのはほぼ確定で、どれだけの数足りないか、どれくらいの期間足りないか、ということを詰めて考えないといけない。

委員会のあと、研究室サーバの LDAP やバックアップの設定。これで一応共通化された。逆にいうとこれまで研究室サーバのデータはバックアップされていなかった(NAIST から持ってきたサーバがクラッシュしてデータが失われてからは、データはミラーリングまたは RAID 5にはなっている)ので、ようやく綱渡り状態から脱出。データのバックアップは本来もっと早く導入すべきだった気もするが、自分は DropboxGoogle Drive にデータを置いていたのであまり緊急度が高いようには思っていなかったのである。自分で実験ほとんどしていないからそう思うのだろうけど、計算機のメンテナンスや更新計画を立てるのは難しい(そして無駄に時間を取られる)。