副作用

風邪薬、喉が痛くなくなるのはいいのだが、頭がぼーっとして日常生活に差し障りがある。

先日じゅんくんとやすこちゃんと話したのを思い出した。曰く、ひどい鍼灸師にはたとえば胸が痛いと来た人に対して腕を切りつけて「腕のほうが痛いから胸の痛みは感じないよね」というような治療をすることがあるので、これをもって「胸の痛みは感じなくなったからこの治療はいいのでは?」というのは間違っている、という話を夜な夜なしたわけだが、自分も言わんとすることは分かったものの、自分が伝えようとしたことが十分伝わっていない気はしていた。(やすこちゃんは同業の人の研究目的で他の鍼灸師の治療をみたりすることがあるようだけど)

このようなあからさまな例では自分も反論する気はないのだが、今回のような場合、

  • 風邪薬を飲めば「喉が痛い」というもともとの症状は治まる
  • 「喉が痛い」のは治まるが、それを飲むことによって集中力がなくなり日常生活に困る
  • ただし、その薬を飲めば眠れるようになるので、風邪も治り、最終的には「喉が痛い」原因を取り除くことができる

といった状況で、ここで集中力がなくなるような副作用は「喉が痛い」のが治るんだからいいんでないの、というのが自分の主張。

というのを思い返してみたが、もしかすると、実際にやすこちゃんとじゅんくんが言っていたような誰がどう見てもひどいことをしているのかも、という気はする。