ジャーナルは時間が経つと難しい

金曜日はいつも午後に機械翻訳グループのミーティングなのだが、今日は夕方に博士論文の公聴会があるので午前中に移動。

昼からはデータ構造とアルゴリズムの授業。今日で講義パートは終わりである。来週とさ来週が試験期間なのだが、試験期間の1週目は対面テストで、2週目にオンラインテストをすることになっている(対面とオンラインが混在すると、移動時間を考慮すると受けられないことがある)ため、1週間空けて2月に入ってからが試験である。

夕方はそういう訳で @vincentzlt さんの博士論文の公聴会。東京都の奨学金で博士後期課程の奨学生として来日して、ニューラル機械翻訳の黎明期から研究してくれたので、色々と手探りで研究しないといけないことがあったのだが、ここまで来られてよかった。例えば最初は RNN ベースであったが、途中から世の中が変わって Transformer ベースになったので、全部 Transformer でもやり直さないといけなくなり、単純に Transformer にするだけではうまく行かずに試行錯誤したのも良い思い出である。そのためすんなり最後の論文が通らず、結局標準の3年で博士号を取り切ることができず、1年半追加になってしまったのであるが……。

これで今年度うちの研究室から博士号を取得予定の3人の公聴会が全て終わり、あとは自分が教授会できちんと説明するというのがお仕事である。