返還の免除のための点数化

今日は土曜日だが1-2月は仕事が忙しいので土曜保育をお願いしている。

まず朝は学生委員のお仕事で、日本学生支援機構の奨学金の返還免除関係の調整をしたりなど。大学院の学生が貸与されている第一種の奨学金、受給している人数の約3割が免除対象になる(1割が全額免除、2割が半額免除)のだが、博士前期課程のどの学生を推薦するかというのは各学科に任されているので、学科内で推薦順位を調整する必要があるのである(当然のことながら学科内の相対評価なので大学間でも違うし、同じ大学でも学科ごとに違う)。

ルール自体は新しい学科になるときに議論したものがあるので、特に新しいルールを提案するものではないのだが、様式が任意で曖昧性があったので、曖昧性の少ない様式を作成して提出してもらうことにする(ちなみに選考するときは名前を隠した上でランキングを決める)。うちは研究業績を重視する、ということは学生に伝えられているのだが(様式を見れば明らかではあるが)、具体的にどのように重視されるのかは明らかにされていない。NAIST で学生だったときは、点数も含めてどのように換算されるかが学生に開示されていて、それぞれの重みを知ることができたのはとても良かったので、うちでも学生に伝えてもいいのではないか、と思うのだが……。

午前中は論文誌に投稿予定の原稿へのコメント。色々と確認することがあり、3時間ほどかかる。すでに国際会議や研究会の原稿を書くときに確認しているので、もうそんなにないと思っていたのだが、時間を少し空けてから見ているからこそ気がつくこともあるのである。

午後は副査になっている修士論文の確認。4人ぶんで2時間なので、1人30分程度。去年くらいから、修士論文は発表会前にコメントを学生に返すことにしているのである。以前は発表会後に返していたのだが、これだと修正点を確認することができない(正確には確認しないまま合否判定をしないといけなくなる)ので、確認してほしいことはコメントとして返して、発表会の時間でコメントをもらうことにした、ということである(これなら、学生は質問に対応せざるを得ないので)。そもそも発表会前にコメントを返そうが、発表会後にコメントを返そうが、発表会前に論文を読まないといけない以上、論文をチェックするのにかかる時間は同じなので……。