早くやることがいいとは思わない

今日は在宅勤務。2月後半から週1日しか出勤していないので(3月末までは、新型コロナウイルスのためではなく、育児のためだったのだが)、接触する人を80%減らすことには成功しているが、昨日出勤したら事務室にはたくさん人がいたので、職員の人たちは大変だろうな、と思ったりする。しかし職員の人たちも、職員室で1人感染者が出るだけで全員自宅待機になるし、出勤するにしても少し部屋を分散して(会議室に島を一つ移動するとかして)仕事をしたほうがいいのではないか、と思わなくもない。

午前中はメール処理をしつつ、後期の授業の引き継ぎ資料を作成したり、教職関係の仕事の引き継ぎ資料を作成したり。教職カリキュラム委員も昨年度で自分の任期(2年)は終わりなので、あとは情報科学科の教職カリキュラムがうまく回ってくれることを願う(新 B3 の学生から聞いたところ、教職に関する科目以外は南大沢でほとんど取れるので取りやすかったと聞いているので、そこについては狙って設計した通りになっていて、よかった)。

午後はひたすらメール処理(3時間)。在宅勤務だと MacBook 12インチが母艦になるのがいまいちで、外部ディスプレイをつないでも家にあるのは20インチの液晶で、しかも古くて(当時は綺麗だったのに)Retina に慣れてしまった今では解像度が耐えられない。iPad を Sidecar で外部ディスプレイにするという技を教えてもらったので試してみているが、Google Hangouts Meet を起動していると Wifi が干渉するのか調子が悪くなり、ときどき Sidecar を解除して接続し直したりしないといけないのが面倒。というか、そもそも MacBook 12インチが非力すぎるのが問題かもしれない(Zoom でバーチャル背景が使えないレベル)。

夕方は近所の公文式を見学に行ったが、算数は数字の書き順で厳しく「これは違う、あれは違う」と言われたり、「この数字は数えられなかった」と細かく指摘されたりして、形から入るのは大事なのかもしれないが、ちょっとこのやり方はいかがなものか、と思ってしまう。これなら YouTube 動画見ながら勝手にやっている方が(それができる子には)いいような……。英語については教材次第であると思うのだが、これも対面の英会話教室の方がいいかなぁ。国語についても「小学校に入るまでにひらがなが読み書きできないと落ちこぼれる」みたいに言われて、ちょっと合わなさそうな雰囲気を感じる。3学年先取り学習している子の数が全国平均より多いということをアピールされたが、自分のペースでやるのが良いのであって、それは早くやるだけではなく遅くやるのも等しく自分のペースであって、早いのが善、みたいなのはよくないと思うのである。高校生までの内容をカバーする、という理念とプログラムは素晴らしく、微分方程式までやる、というのすごいなと思うのだが、指導者次第で実装がかなり違う印象。