祝日に三密を避け教授会

今日は春分の日だが教授会等々のために南大沢に出勤。

お昼からコース会議、学科会議、そして教授会。全部で3時間強。引き継ぎもとりあえず完了したので、年度初めのガイダンスを除くと情報科学科の学部教務のお仕事もこれでほぼ終わりで一安心(国際副専攻の引き継ぎを忘れていたが、メールで引き継ぎ資料をお渡しした)。前回の教授会もそうだが、3月の(臨時)教授会はどうしてもリモート開催にすることができないは仕方ないが、いつもと部屋を変えたり換気にものすごく注意を払ったり、いろいろと苦労されているのだなということが分かる。まあ、逆に言うと、3月以外の定例の教授会は全てリモート開催にできるのではないかと思うのだが……(代議員会にしてもらって参加しなくていい、というのがもっとも楽であるが)。

本学は卒業式はキャンセルになったので、学位記授与式をどうするのか疑問に思っていたのだが、とりあえず学位記授与式は実施する方針で、感染拡大防止に留意しながらどのように実施するかは各学科に委ねる、というような形になっていて、教授会の場でそれぞれの学科がどのような形でやるのか、ということが共有されて、興味深かった。情報通信システムコースは例年の学位記手渡しを止め、学修番号を指定して着席(各人2m以上離れるように座席を指定)させ、机の上に学位記を置いておき、学部は最優秀学生が選ばれているので、最優秀学生が1人だけ代表で受け取る、という形にして、短時間で済ませるようにするそうだ。対面の手渡しを避けるために机の上に置いていく、というのはよいアイデアだと思った。コースごとに足並みが揃っているわけではなく、全て別々にやり方を考えているようだったが、こうやって他のコースのやり方を共有して感染拡大防止につなげられるのは素晴らしいことである。ちなみに、インダストリアルアートコースは、明日は晴れの予報なので屋外でやるつもりです、という話で、さすがアート、と感心した。他のコースでは出てこない発想だと思うし、それを聞いてもすぐ真似できるような感じでもないのが、独創性があってすごい。

会議の前後で少し時間があったので、国際会議の原稿のコメントを細々と1.5時間(2件)ほど。short paper だと細切れの時間で見やすいのだが、long paper だと固まった時間がないとなかなか見にくい(いったん脳内に内容を全部ロードしないとコメントしにくいので)。しかし論文はできるだけ short paper より long paper を書いてほしいので、悩ましいところである。