文章の質は実験と相関

朝起きて1時間ほど言語処理学会年次大会の原稿の添削。今年は10本を超える投稿の予定であるが、たぶん8割くらいは国際会議に出せる内容だと思うので、見ていてもやりがいがある。しかし最後何をすればいい研究になるのか、というところの判断が難しい。少し外に出てコメントをもらったほうがいいと思うのだが、年次大会がそういう場所だとして、年次大会の開催時期はもう ACL の投稿〆切は過ぎているのだよな……(毎年そうなるけど)。

午前中は南大沢で教職科目に関する打ち合わせ。1時間くらいで終わるのかと思いきや、沈黙の時間が長く、2時間経っても結論が出なかったので、先に帰らせてもらった。その場で決められないことなら持ち帰るしかないわけで、何を決めないといけないのかを決めて決まった時間で切り上げればいいと思うのだが、南大沢の会議はなかなかそうはなっていないことがある(日野の会議でだらだら続くようなものに出会ったことは1回もないのだが)。

昼から言語処理学会年次大会の投稿組の進捗報告。この段階で投稿に間に合うかがあやしいかどうかは大体分かるので、原稿を早めにもらえるよう伝えておく(その後、結局原稿が上がらず、投稿見送りになったが)。文章を書く部分にも時間がかかるし、実験の部分にも時間がかかるのだが、文章のクオリティが低い原稿はだいたい実験のクオリティも低い(実装がバグってたり、実験設定がちゃんとしていなかったりする)ので、普段の研究の積み重ね(ちゃんと進捗報告するときの資料をまとめておいたり、実験の前にアルゴリズムを理解・説明しておいたりすること)を大事にしてほしい。