独学をするのが一番ためになる

寒くなければ外に行くのだが、冬は寒いので娘もなかなか外に行きたがってくれず、勢い家の中で遊ぶことになるのだが、リカちゃん人形でごっこ遊びをするのが心底眠くてつらい。10分で意識が遠のくのである。

さて、お昼に小金井公園に行くことに同意してくれたので、いそいそとサイクリングロードを走らせたところ、小金井公園ではなく名もない公園がいいらしいので、そちらに行く。3歳くらいまでは、外に毎日遊びに行く(場合によっては日に2回)のがつらいと思っていたが、外に行くだけで2時間くらい潰れてくれて、しかも疲れて昼寝してくれるというのはとんでもなく子育てイージーモードであったことに気がつく。身体を動かすのは、ごっこ遊びよりはるかに楽……

先日飛行機の中でオフラインになるのでと思って「独学プログラマー」を持っていっていたが、結局全部読んでいなかったのを読み終えた。

独学プログラマー Python言語の基本から仕事のやり方まで

独学プログラマー Python言語の基本から仕事のやり方まで

個々の部分はもっとこうした方がいいのでは、という部分はあるのだが、全体のコンセプトとしては、プログラミングのとっかかりからどのように(仕事で使えるレベルまで)「独学」できるようになるのか、ということがまとまっていて、このような視点で書かれた類書がなく、いい本だと思う。

すでにプログラミングをしたことがある(できる)人には、あまり参考にならないと思うが、たとえばうちの大学だと授業時間だけではどうしても演習の時間が足りないし、学生だけで自習できるようになるにはどうすればいいのか、ということを最近考えているので、いい本を物色中。去年までは毎年50人の学生が入ってきて、うち修士まで行くのが30人くらいだったので、丁寧に見るという点ではよいのだが、どうしても業界内で(はぐれメタルとは言わないが、メタルスライム並みに)存在感がなかったが、今年からは情報科学科と電子情報システム工学科を合わせると毎年140人の学生が入ってきて、うち修士まで行くのがたぶん80人くらいいるので、これまでの2倍くらい存在感を出せるのではないかと思っている。しかし、教員が2倍になるわけではないので、可能な限り教員の負担を増やさずになんとかできないかと……。