長い目で見たら投資は人にする

午前3時に起きてメール処理と授業資料作成。どうも当日に資料作成するサイクルになっているのはよくない。1回風邪を引くだけで予定が狂ってしまう可能性があるので……。

午前中はオフィスアワー。M2/D 学生のための時間だが、やはり10人くらい対象の学生がいると、週に3コマ分くらい必要なのかな。

お昼から南大沢に移動し、データ構造とアルゴリズムの授業。毎回 kibaco という e-Learning システムで課題を出しているのだが、2学科(情報科学科と電子情報システム工学科)の同時開講の授業になっているのに、システムが連動していなくて2回同じ情報を入れないといけないというのはいかがなものかと思う(一応データをエクスポートできるので、全く同じ情報を入れる必要はないのだが、そもそも後ろで連動してほしい。シラバスは連動設定できるので、一度入れたらもう片方も更新される)。

夕方は都市外交人材育成基金の年次総会に参加。都市外交人材育成基金というのは、海外からの学生を奨学生として採用したりするために使われているのだが、文部科学省の国費留学生とほぼ同じ待遇の奨学金で、かなり恵まれた制度である。うちの研究室でも、香港からの留学生が1人、この制度を使って来日している。

おときた都議会議員都市外交人材育成基金は予算の無駄遣いではないか、と指摘していたりするが、利用している側としては、人に投資するのは箱物に投資するより遥かに有効である、という感覚(確かにテロのあった場所で同窓会をやるのは不適切かもしれないが、相当前から日程を確保してやっているので、急に変更するのも不可能なわけで)。

あと、海外に行って遊んでいるように見えるというのは、そもそも「遊ぶ」のが仕事なのであって(芸能人が食事をするだけのテレビ番組でも、芸能人はお金をもらってやっている)、忙しい合間を縫って仕事していることをそう言われても……という気になる。慰安旅行で海外旅行に行くって、そもそも仕事でもなければ行かない、仕事でも行きたくない(たとえば自分は海外出張は年1回に制限している)人が少なくないだろうに、そう批判するのは感覚が相当ずれている気がするし、幹事の立場になる職員の方々も「慰安旅行」で楽しむだろうというのは、観光ツアー業者は仕事とはいえ業者も楽しいだろう、という理屈なんだろうか。