校正は専門知識ないとだめ

午前中は「パターン認識機械学習」の授業。去年まで「パターン認識」の授業はあったのだが「機械学習」の授業がなく、今年からは「パターン認識」の授業の半分をもらって機械学習について話すのである。いま首都大の情報通信では機械学習専門の授業はなく、「知能情報処理」という B2/B3 の授業でニューラルネットワークが登場し、「人工知能」という B3 の授業で決定木やクラスタリングが登場するくらいで、機械学習を使う研究室はそれなりにある(何らかの手法を使うという意味では1/3〜1/2くらい)にも関わらず、授業ではあまりやらなかったので、導入を提案して認められた次第である(ちなみに、移行期間を経て「パターン認識」が1科目に戻り、「機械学習」が1科目に独立し、2つになる予定)。

最初の授業はガイダンスだったので MacBook Pro を持って行ったのだが、バッテリーが切れていて使い物にならず。B3 後期の授業、みんな B3 前期までに単位を取りきっていてあまり出る人がいないと聞いていたが、30人弱はいたような気がするので、予想より多い印象。これくらい授業を取る人がいるなら、B3 後期にそれなりに授業が配当されていてもそんなに問題はないかなぁ。結局、授業でやるような基礎の内容はコツコツとやることに意味があり、集中的にやっても忘れてしまうので、B3 後期は実験だけ残して学校に来ない、みたいな取り方ができないようにしたいのである(B3 の授業は「専門科目」という名前でも、研究室でやる研究からすると、基礎の内容なので)。余計なお世話になってしまう学生もいるだろうし、学生の自主性に任せる、というのがいいのかもしれないけど。

お昼はメール審議に出すメールの文面を作成したりする。首都大に来て4年目にして、事前の根回しだとか確認、準備が重要であるということをようやく認識して、重要な案件はいろんな方々に確認したりしているので、いろいろと時間がかかる(そして、こういう仕事は苦手である)。Excel/Word 仕事がやたら多いのだが、Mac の Office 2011 のせいかなにか、表に書かれた文字が見えなくなったりするのはなんとかならないだろうか(2016なら問題ないのだろうか)? 10/17締め切りでメール審議依頼しないといけないので、本来木曜日に出しておくべきだったが、全然時間がなく、出勤してから急いで書いたり……。

午後は COLING の camera-ready の添削。締め切りが10/11だそうで、10/7にチェックしている(しかも土日月と三連休)と英文校正が厳しい気がするのだが、なんとかお願いしたりする。経験上、enago は納期に関してはかなり柔軟に対応してくれるのでありがたい(ただし、英文校正の質自体は、ここは自然言語処理に関しては微妙だと思っている。そもそも人工知能に関する専門の人がいないような感じ)。