慣れてない人でも査読困らない

午前3時から査読をしたりする。今回は査読フォームが変だと聞いてはいたが、確かにかなり従来と違う。area chair をした経験からすると、このような査読フォームの方が楽だというのは分かるのだが、ボランティアでやってくれている査読者に過剰な負担をかけてまで導入する必要性は微妙なところである。ただ、あまり査読に慣れていない人からは新しい査読フォームは好評だったようなので、単に惰性でやっているから楽に感じているだけかもしれない。

午前中は進捗報告をするために研究室に行ったが、進捗報告対象の学生が現れず、連絡もないので、研究室にいる学生と雑談をする。NAIST にいたとき、ときどき松本先生と他愛もない雑談ができたのがとてもよかったが、あれはそれをするだけの余裕が NAIST にあったということと、かつ教員の居室と学生室が近かったからだろう。首都大は教員の居室と学生室が別の建物なので、なかなかそうはならない(ほぼ毎日学生室には来るが、勉強会など来る用事があって来るので、ぶらりと来ているわけではない)。

教授会を挟んで午後に(本来午前中にするはずだった)進捗報告。最初はどうなることかと思ったが、しっかり研究の形になってきてよかった。

夕方は B3 のプロジェクト実験の最終成果報告会に顔を出す。音声対話エージェントの開発のテーマを3年前に導入したので、毎年どうなっているのかを見にきているのである。他のテーマと違ってかなり自由度が高いので、こういうのが好きな人は楽しめると思うのだが、今年はかなり頑張ったチームがあって感動する。今の情報通信システムコースのカリキュラムは、やる内容についても選択肢についてもあまり自由度がないのだが、来年度以降は自由度が高くなっていくといいなぁ。