今日から新学期。深夜1時半から NL 研の原稿にコメントしたり、IJCNLP の camera ready にコメントしたり、いつもと変わらないような生活であるが。
結局 IJCNLP とその関連ワークショップには、うちの研究室からは以下の7件の論文が採択された。本会議4件、ワークショップ3件である。IJCNLP は決してトップカンファレンスではないが、名もなき国際会議でもないし、研究室の歴史を考えると健闘したと思う。4年前の名古屋開催の IJCNLP は1本も投稿できず不戦敗だった。2年前の ACL-IJCNLP は1本投稿できたが、共著者にほぼお任せだった。まあ、今回も1本はインターンシップの成果、2本は共同研究の成果で、純粋に研究室だけの研究成果と呼べるのは4本であるが、研究室生え抜きにこだわっているわけではないので、積極的に外部の人とコラボしていきたい。
- Kento Shioda, Mamoru Komachi, Rue Ikeya (Research Organization of Information and Systems) and Daichi Mochihashi (Institute of Statistical Mathematics). Suggesting Sentences for ESL using Kernel Embeddings. In Proceedings of the 4th Workshop on NLP Techniques for Educational Applications (NLPTEA 2017). Taipei, Taiwan. December 1, 2017. (to appear)
- Masahiro Kaneko, Yuya Sakaizawa, Mamoru Komachi. Grammatical Error Detection Using Error- and Grammaticality-Specific Word Embeddings. In Proceedings of the 8th International Joint Conference on Natural Language Processing (IJCNLP 2017). Taipei, Taiwan. November 28-30, 2017. (long paper)
- Tomoyuki Kajiwara, Mamoru Komachi, Daichi Mochihashi (Institute of Statistical Mathematics). MIPA: Mutual Information Based Paraphrase Acquisition via Bilingual Pivoting. In Proceedings of the 8th International Joint Conference on Natural Language Processing (IJCNLP 2017). Taipei, Taiwan. November 28-30, 2017. (long paper)
- Hayahide Yamagishi, Shin Kanouchi, Takayuki Sato, Mamoru Komachi. Improving Japanese-to-English Neural Machine Translation by Voice Prediction. In Proceedings of the 8th International Joint Conference on Natural Language Processing (IJCNLP 2017). Taipei, Taiwan. November 28-30, 2017. (short paper)
- Tomoyuki Kajiwara and Atsushi Fujita (National Institute of Information and Communications Technology). Semantic Features based on Word Alignments for Estimating Quality of Text Simplification. In Proceedings of the 8th International Joint Conference on Natural Language Processing (IJCNLP 2017). Taipei, Taiwan. November 28-30, 2017. (short paper)
- Yuuki Sekizawa, Tomoyuki Kajiwara and Mamoru Komachi. Improving Japanese-English Neural Machine Translation by Paraphrasing the Target Language. In Proceedings of the 4th Workshop on Asian Translation. Taipei, Taiwan. November 27, 2017. (to appear)
- Aizhan Imankulova, Takayuki Sato and Mamoru Komachi. Improving Low-Resource Neural Machine Translation with Filtered Pseudo-Parallel Corpus. In Proceedings of the 4th Workshop on Asian Translation. Taipei, Taiwan. November 27, 2017. (to appear)
研究室的には来年からさ来年にかけてが1回目のピーク(黄金期)を迎える予定なので、ここでトップカンファレンス群(ACL/NAACL/EMNLP/COLING)に年3-4本通せるくらいになっていたい。
午前中は研究のミーティング。今後の研究の方向について相談したりする。ジャーナルを書くのはなかなか気が重い(新しい研究テーマに取り掛かりたい)のはよく分かるのだが、一区切りつけるのも重要なことだし、最近は研究の流れが速いのですぐにジャーナル化しておかないと二度と出せなくなってしまう(博士号取得にも関わる)ので、早めに片をつけておきたい。
9月以降留学生からの問い合わせが急増(1週間に数件)している。実は今年度まで博士前期課程への入学を希望する留学生が研究生をすることには若干否定的だったのだが(そのため、研究生の問い合わせをしてきた留学生には、研究生として受け入れず、博士前期課程を受験してもらっていた)、研究生をすることで1年間の余裕を持って研究できることも分かってきたので、来年度以降は受け入れてもいいかなと思ったりしている。まあ、「うちに来てほしいな」と思うような学生は基本的に東大や東工大を受験しても合格するレベルなので、そちらに行きたいというなら行ってもらえればいいし、両方が「行きたいな」「来てほしいな」と思うような形で進められるのがベストだと思う。
午後は進捗報告を聞く。9月は研究室の人数の割に2グループでやっていたので、4時間ほどかかる。今学期、1人30分は厳しくて1人20分にしないと回らなさそう。今年と違って来年はちゃんと勝負できるような形の研究に仕上げていきたいので、土壇場の馬力がありそうな学生は、安易なテーマに着手するのではなく、ギリギリまで再検討してもらうつもり(経験上、11月に着手したテーマでも間に合う場合は間に合う。深層学習時代になって、実験に時間がかかるようになったので、現在も通用する話かどうか分からないけど)。