お盆明け結果なくても気にしない

久しぶりの保育園、どうなるか若干心配だったがすんなり行って(バイバイして)くれて一安心。

午前中は事務室で文科省対応の打ち合わせ。南大沢とのすり合わせが必要で(必要性はごもっともだが)、いろいろ大変。H32年度の書類を今年出す必要があるのだが、そんな先のことを約束できるのか?と思ったりする。(約束したからには、やらないといけないし、 もちろんやるのだけど)

お昼はインターンシップに行く M1 学生の公開期末評価。新しい研究の話を聞くのはおもしろい。逆にあまりおもしろくないのは先輩から引き継いだテーマみたいな研究の話で、しかも先輩の研究との差分が明確ではなく、場合によっては卒業した先輩の研究のサブセットで、かつ実装が未完成で追試すらできていない、みたいなケースだが、引き継ぐなら少なくとも後輩が再利用できるような形で引き継いでほしい。(貢献が小さくても、インクリメンタルに前に進めるならまだいい)

昼休み明けに教授会。15分くらいで終わるが、お盆の開催でなくてよかった。(年によってはお盆にヒットする)

午後は B4 の研究の進捗報告。国際会議に出せそうな結果が出ている人、有効性はともかく議論できそうな結果が出ている人、結果は出ているけど議論が難しそうな人、結果は出ているけどバグっぽい人、そもそも結果が出ていない人、などいろいろなケースがあるが、バグが一番やっかい。結果が出ていないなら発表しなければいいだけだし、ネガティブな結果でも正しい内容なら貢献はあるが、発表した内容がバグに基づくものだとポジティブだろうがネガティブだろうが全く意味がない(どころか害悪)ので、これだけは避けたい。

まあ、バグがあっても結果が何もないより何か結果を出した方が議論できる、という意味で、内輪的には結果がないよりバグがあっても結果がある方がいいのだけど(デバッグに付き合えばいいだけだし、バグが取れるとおもしろい結果になることもある。バグありの方が性能が高いということもあるが。)、対外的な発表が絡むとそうも言っていられない。発表まであと2週間だが、原因追求できるだろうか?

研究室では、口を酸っぱく「入力と出力は何か」「評価方法、比較手法は妥当か」「他人が再実験できるよう実験設定を書け」「最初は小さなデータでやれ」「数字だけでなく実例を見ろ」「定性的なエラー分析だけでなく、定量的なエラー分析もせよ」などと言っているのだが、このあたりが身につくのは研究室に来てから1年(半)後くらいかなぁ。

ちなみにいい結果が出るかどうかは運で、結果がよかったか悪かったかは本人の能力とは無関係だと思うので、いい結果が出たからすごいというものではない。一方、そもそも結果が出ないのはほとんどの場合本人が結果を出すために使った時間が少ないせいなので、もっと時間を使ってもらう必要がある(せっかくそれなりの時間を使っているのに、時間配分が不適切である、つまり見当違いの方向に時間を使ってしまっている、という場合もあるので、その場合は時間配分を見直してもらわないといけない)。とはいえ、結果が出ないといけない、と焦って存在しない結果を報告したり、あるいはプレッシャーで何もできなくなったりするのも困るので、どうすればいいのか難しい。