説明の相手に合わせ変えている

今日は朝に娘をスイミングに連れていき、返す刀で実家に預け、お昼から大学院入試説明会に伴う研究室見学のために出勤。

研究室でスタンバイしていると全然学生が来なくて変だなと思ったが、大学院入試委員の先生が20名弱の学生を連れてきて、うちの研究室志望の学生だけではなく、全員で研究室を回るツアー形式にしたということが発覚。うちの研究室希望の7名の学生を1時間受け入れてほしいと言われて30分自分、10分学生に話してもらい、残りは質疑応答のつもりで準備していたが、そういった事前の打ち合わせと違うし(そもそもそういう依頼があって、こちらも準備していたのに)、そのような形式に変更されたという連絡も一切なかったし、さすがにこれはひどいのではないか……。

で、急遽質疑応答をカットし自分の話も短くして30分にしたのに「長いので早く終わらせてください」と言われても、そもそもそういう設定なら先に言ってほしい、という感想しかない。自分が受験生だとして、受けるつもりがない研究室の話を聞かされても嬉しくないし、こちらも受けるつもりがない人がいるので受けるつもりで来ている人向けの話もしにくいし、誰も得をしていないように思う。せっかく研究室見学に協力したのに、これは来年度以降は協力しない方がいいのでは、と思ったりする(そもそもうちの研究室は研究室の勉強会を見学してくれないと受験を認めていないので、うちの研究室を受ける学生のことだけ考えると、単なる二度手間なのである)。

気を取り直して午後は博士の学生たちの進捗報告を聞いたりする。学部生や修士の学生はかなり「この時期にこんな感じ」という事例が多いので特に迷うことはないが、博士の学生は個別性が極めて高いので、まだベストプラクティスが分かっていない。社会人博士はもとより、課程博士でも、内部進学か外部受験か、修士自然言語処理の研究をしたかどうか、日本人か留学生か、社会人経験があるかどうか、といったような変数があるので、もう少し経験と蓄積が必要そうである。