議事録を作成するという仕事

午前中は古典論文紹介に出る。今年は時間が取れずほとんど論文紹介に出られていないせいもあるので申し訳ないが、新入生の初めての論文紹介は指導だと思って出ている。論文紹介は全訳を作って読み上げる場所ではない(読み上げるなら、印刷して配ればいい)ので、ちゃんと内容を理解できるようになるとよいのだけど。

今年は Speech and Language Processing の勉強会を止めてみたのだが、第3版に更新中らしいし、来年は復活させるかなぁ。論文紹介だと「出なくていいや」と思う新入生がいたりするのはよくないので……。この本、内容が新しいのと網羅的なのはいいのだが、なんだか記述が冗長で分かりにくいので、FSNLP の新しい版が出てほしい(汗)。

昼から修士論文の進捗報告(タイトルの確認)。一応全員分チェックし、今年はそんなに大きな問題はなさそうだが、8-9月にどこまで修士論文の研究が進むか次第だろうか。M2 の学生たち、実力はあるので時間を研究に使えばトップカンファレンスも狙えると思うのだが、就職活動があったりしてなかなか研究に時間を割けない状態が続いていたので、ここから10月くらいまでの研究の進捗が、来年の投稿シーズンにダイレクトにつながるし、がんばってほしいところである。

午後は石川研究室の社会人博士の方の公聴会。自分とほぼ同時に入学された方なので、もう3年経つのかと驚くのだが、自分も今年で4年目。助教になってからだと教員7年目で、もう大学院生でいた期間より長く教員でいるというのが信じられない。学部には3年留年して7年間いたので、大学生・大学院生でいた期間は7+5=12年で、これを塗り替えるのはまだ折り返し地点だが、目の前の仕事を片付けているだけで3年くらいはあっという間に過ぎそうだし、思ったより時間の経つのは早いものである。(自分の人生で時間があったのは小学生から高校生にかけてで、大学に入ってからはあっという間)

夕方は学内の委員会の議事録作成。この委員会、事務局(職員)の方々が議事録を作成してくださらないので、教員が交替で議事録を作成しており、半年に1回回ってくるのである。7/12の委員会の議事録を(8/10が次の委員会なので、さすがに1週間前には確認をお願いしないといけないと思って)8/3に作成しているあたり、もう仕事の量がキャパシティオーバーしている証左である。前回の宿題の〆切、7/15のものと7/22のものと7月末のものとあり、7/22のものは(他の2つと違い督促されなかったこともあって)全然手をつけられてなかったし、書類と内部調整ばかり……。