勉強に使う時間が取りにくい

今日は大学院入試なので朝から出勤。とはいえ午前中は特に面接があるわけではないので、延び延びになっていた学内の仕事をする。メール1通書けばいいだけで、本当は7月中旬に送っておかないといけなかったメールなのだが、1通のメールを書くのに1時間以上かかることが確実で、その1時間が捻出できず延ばし延ばしにしてしまっていたのだ。

午後は修士の面接。うちの研究室の博士前期課程に出願したのは13人(社会人の人を入れると14人)で、うち4人は筆記試験免除、1人は内部生だが一般受験(1研究室で筆記試験免除になれるのは4人まで)、3人はすでに NAIST に合格したので受験を辞退します、と連絡をくれていた(ありがたい)ので、今日面接する外部生は5人。すでに2回以上会っている人もいれば、5分くらい立ち話をしただけの人もいるので、10分ほどでも面接で話せるのはありがたい。

今年の入試で自分が心配していたのは、大学院入試の合否は希望研究室と全くリンクしていないので、うちの研究室を受ける人が多すぎると、他の研究室志望の人を全部押しのけてしまうのではないか、ということだった。結果的には例年と同程度くらいの人数で、一安心。

夕方には臨時のコース会議。いろいろ議論は出たが、妥当なところに落ち着いた気がする。

うちの研究室的には、もうこれ以上現在の学生室に座席を作ることができないので、なにか対策を講じないとどうしようもない。なんとか可能性はありそうなので、自分の仕事はあと半年でこちらも着々と進めるということである。実質的な指導より、こういう環境作りに相対的に長い時間を割かないといけないのは、痛し痒しである。学生数に比例して問題が出るようになるというか、学生数の指数乗で問題が出てくる気がする(大多数の学生は問題ないが、たとえば事務手続きのように、1人でもちゃんとやらない人がいると全体が止まったりするようなタスクがけっこうある)。

今年度、外部から受験する人にどういうことを求めるべきか数ヶ月悩んでいて、修士で就職希望でも優秀な人ならいいだろうかとか、いやいやそういう人は東大や東工大NAIST に受かるだろうからうちで受け入れる必要はないとか、まだ結論は出ていない。

結局、修士で就職する人も受け入れるのであれば、修士から来る人に基礎勉強会を提供しているのを止める必要があり(これは研究時間の確保のため)、なんかそれはうちの研究室が目指す方向ではないと思うし、これだけの基礎勉強会を提供する研究室は数少ないので、基礎勉強会に出ないなら他大学に行ってほしいようにも思う。基礎勉強会に出たくないわけではありません、出ます!と言ってくれるのはいいのだが、今度は就職活動と研究の時間がコンフリクトするので、研究するなら就職活動を諦めてもらうことになるし(あるいは修士に3年いる?)、本人がそれで納得していても、教員としてそれでいいのかなぁ、と思ったりする。