午前中、出勤してまず研究室のネットワークについて問い合わせ。担当者に連絡がつかないのだが、状況証拠からすると状況は変わらないようで、どうしようもない。研究室には一応今年度購入した Wifi ルータを置いていて、LTE でインターネットにはつながるのだが、20人で使うと重いしすぐ制限が来るので、如何ともしがたい……。
お昼は研究室の見学者とランチ。学食はいつも通り人がいないと思っていたが、府立大との対抗戦で授業がなく、かつ高専からの編入者の試験があったので、いつも通りの感じじゃなかったようである。
今回いらした方は、実は中高が同じ、大学も同じ、学部も同じ、これから留学する先も同じ、というご縁。自分はかなり特殊な経歴だと思うのだが、同じような経歴の人がいるとは驚きである(笑)
いま自分の知識をもって学部3-4年に戻れるとしても、やっぱり海外に留学すると思うし、大学院は日本国内の自然言語処理の研究室に進学するだろうな(論文を書いてみて、研究に向いてそうなら修士号を取るタイミングで海外の PhD にアプライ)。高校生まで戻ったら、もしかしたら京大に行くかもしれないが、大学に入ってから先の選択は、決断するときには先が分からなかったが(特に将来性を考えたわけではないが)、あとから考えるとどの選択肢も正解だったと思うので、もう一度同じ立場になっても同じことをするだろう(ただし、博士論文はもう書きたくないが)。
せっかく来てくださったとはいえ、今週は研究室のネットワークの問題があり、あまり学生もおらず、進捗報告もすぐ終わり、なんだか申し訳ない感じに……。社会人修士の受験生の方も、指導教員のサインのために研究室に来てくださったのだが、いつもの1/2の時間で進捗報告が終わって、いらしたときにはもう終了しており、さすがにそれは申し訳ない、と思ってニューラル翻訳グループの(今週ではなく)先週の進捗報告をもう1回してもらったり(これは、研究室の学生に申し訳ないけど)。まあ、ゆとりがあったおかげで、研究室の学生たちと2人とも直接話したりできたようで、これが怪我の功名というやつかもしれない。
夕方は臨時コース会議。高専からシステムデザイン学部の編入試験を受ける人、首都大は募集が「若干名」なので何人受かるか読めず、受けにくいのだろうとは思うが、システムデザイン学部は1-2年が南大沢、3年生以降が日野、とキャンパスが分かれているので、キャンパスが同じ大学と比べると、内部生も気持ちが変わるので、入りやすいと思う。東大も、駒場と本郷で変わるのだが、語学の単位認定の問題で駒場の単位を取りに行かざるをえないことが多い、と聞いた(いまもそうかは分からない)し、その点首都大ではそういうことはあまり起こらないので、高専から大学に編入したい人には選択肢の一つとしてお勧めしたい。
あと、「若干名」はまさに「若干名」としか言いようがなく、翌年の3年生(つまり内部の学部2年生で、留年せず進級できる学生と、学部3年生で留年する学生)の人数によって、物理的に最大何人まで受け入れられるかが変わってくる(実験機材などの制約がある)ので、年によって変動するのである。ものすごく受け入れられるわけではないが、全然受け入れられないわけでもないので、我こそは、という高専生は、ぜひ挑戦してほしい。
問題は、学科試験がちゃんとできないと受かりようがないので、英語、数学、物理はしっかり勉強してきてほしいな、ということだろうか……。(1科目でも苦手なものがあると足を引っ張る)