8ページ書き切るための下準備

土曜日の夜から娘が高熱(39度)で、月曜日に病院に行ったらインフルエンザ A 型だったので、1週間保育園をお休みすることになったのだが、昼にたくさん遊んでいないと夜は夜で断続的に起きたりしてこっちも寝ていられない。

仕方ないので睡眠時間3時間くらいで切り上げ、ACL の原稿を添削したり修論を見たり。修論の7人の主査をしていて、1本につき2人の副査がつくので、14人までは副査を頼まれたら引き受けようと思っていたのだが、そのため今年は13人の修論の副査。修論の提出から発表まで1週間と決まっているので1週間で読まないといけないわけだが、結構分量があるのでしんどい。1週間で読むとしたら10本弱が妥当な数だろうか?

午前中は大学院教務委員会。そんなこともあるんだ、というような事例をお聞きしたりして、人生一歩先は分からないものだと思ったりする。

午後は石川研・片山研との合同の公開期末評価。と言っても、今回うちの研究室の学生は山口研・高間研と合同で公開期末評価をやったので、自分が審査委員として出席するだけである。来年度は多分 M1 が10人ばかりいるはずなので、2グループに分けて実施せざるを得ないだろうけど。

夕方は ACL の投稿祭り。基本的に昨日までに全員仮投稿を済ませてあるので、最終チェックだけであるが、最終稿を順番に見たりして(最後に確認しなければならないことも多々)、順番に片付けていく。結局うちの研究室からは(全部 short paper だが)9本の投稿であった。short paper にこの数投稿しているのは日本では恐らくうちだけだろうと思うが、研究室の規模と教員の能力・リソース的にはこの学生数だと short paper くらいしか出せないので、仕方ない。

博士後期課程の学生が増えれば違うのだろうが、ACL や EMNLP クラスのトップカンファレンスに long paper を出そうと思うと、内部進学の学生が修士論文相当の内容をぶつける、というような戦い方になるので、いろいろと準備が必要そうである。今の B4 が M2 になっている年が勝負だろうか?(準備に1年以上かかっても賞味期限が切れない研究でないと、この戦い方ができない)