教員にメリットがないミーティング

午前中、ソーシャルメディア解析勉強会。B3 の人たちなので、形態素解析や固有表現認識、係り受け解析などを説明し、実際のウェブテキストにかけてみたりするデモ。研究的なことをしてもらう、と決めたのはいいのだが、B4 の人ほど時間があるわけでも、基礎知識があるわけでも、モチベーションがあるわけでもない(そもそも特にうちに配属を希望して来ているわけではなく、学生からは情報系か通信系か、くらいの選択が可能だが、ランダムに割り当てられている)ので、お互い Win-Win となるよう、適当な落とし所が見つかればいいなと思っている。

昼は企業の方とミーティング。産学公連携センターからの紹介で(直接コンタクトしてこない企業は警戒しているのだが)、大学と包括的な提携をする協定を結んでいるし、共同研究を希望しているので相談に乗ってほしい、という話だったので OK したのだか、開口一番「包括提携をしているので、無料で相談に来られてよかったです」と切り出されて、「あ、お力になれてよかったです。。。」という気持ちに。アドバイスはそれとは関係なくさせてもらったし、最初は共同研究したいと言わないと断られると思ったのでそうしたのかもしれないが、正直に言ってくれればいいのになぁ(確かに、ただ無料相談に来たいというだけなら、今は時間がもったいないのでお断りすると思うけど)。

午後は1.5時間ほど教授会。今年度は教授会がダラダラ続いたりすることがなくなったので、よい。とはいえ、教授会の後に(木曜日が学部の教員の全員集まる可能性の高い日なので)ミーティングが入ることが多く、今日も教育改革推進委員会のミーティングがあったり。教員同士のミーティングだと、普通に18時までいる前提でミーティングが入ったりするので、木曜日の保育園のお迎えは母に頼んでいるのだが、自分も50歳を超えたらこういう時間のミーティングばかりになったりするんだろうか。しばらく今のままの立場でいい。

合間に国際会議の原稿の添削をする。添削するまで気がつかなかったが、詳細に見てみるとストーリーに大幅な変更を迫られていて、悩ましい。研究のデザインの問題に帰着するのだが、もっと最初から聞いていればよかったと思い、申し訳ない気持ちになる(とはいえ、最初から教員が介入しすぎるのもよくないと思うし、悩ましい)。うまく着地できるとよいのだけど……。