補講でもエアコンくらいつけてよね

午前5時からオートマトンと言語理論の小テストと中間試験の採点。授業資料の準備より採点の方に時間がかかるという、本末転倒的な状況である。オンライン授業(いわゆる MOOCs)でも、評価がスケールしない(人数が増えるとボトルネックになりうる)という話を読んで納得したものだが、自動であるいは本人であるいは相互に採点させる仕組みにしないと、これは毎年固定の時間がかかる作業になってしまう。

午前中は進捗報告を聞く。火曜日の進捗報告から2人移動してきたので、時間内に終わるか微妙だったが、1時間半で終了。ACL の論文が公開されたことを教えてもらったので、8月に研究室内で読み会を設定するかな?(既に2箇所の ACL 読み会に参加予定だが……)

しかしなにより嬉しいのは、自分が知るより先に学生がこういうのを調べて教えてくれて、しかも気になった論文のタイトル(ほとんどは自分が知らないが、おもしろそうな論文)を挙げてくれることである。これまでは研究室内で自分の知らない論文のタイトルを聞くことがほぼなかったので、新しい情報はほとんど Twitter に頼るしかなく、忸怩たる思いであったが、だんだん研究室全体のレベル(研究の裾野)が上がってきているのだと思う。そのうち、自分が読んだことない論文を次々に解説して「あれ、知らないんですか」と教えてくれる学生たちが出てきてくれるのを期待!(たぶん遅くとも来年度にはそうなっている予定)

午後はオートマトンと言語理論の補講。南大沢なのだが、補講日はエアコンを切っているのか、暑い……。日野キャンパスとはえらい違いである。参加した学生たちは、「ようやく分かった気がする!」と言っていたので、わざわざ来てくれただけの甲斐はあったと思うけど、補講日も普段と変わらないようにしてあげてほしいなぁ。(そもそも1回休講にしなければよかったのだが、NL 研の幹事をしている間は5月と7月に研究会があるので、休講を回避するのは無理かな)

夕方は近所の総合病院の耳鼻科に行く。さすがにこの喉の調子で北京に行くと深刻なダメージを受けそうなので、その前に治療したいのであった。喉と鼻に直接薬剤を塗布してもらい、抗生物質を処方してもらった。痛かったが、外科的に処置してもらうと経験的にはすぐ治るので、ありがたい。ほとんど待ち時間もなかったし、次も同じ症状だったらここに来よう。