通勤のときの人出が増えている

今日も雨だが(7月以降、なぜか大学に出勤する日は常に雨だが)バスと電車を乗り継いで出勤。昨日は行きも帰りも全然人がいなかったのに、なぜか今日は人が多い。水曜日に出勤する人が多いのだろうか。あるいは天気予報で出勤日を決めているとか……(昨日は大雨の予報だった)。

午前中は論文紹介で以下の論文を紹介してもらう。スライド

  • Tatsuki Kuribayashi, Takumi Ito, Jun Suzuki, Kentaro Inui. Language Models as an Alternative Evaluator of Word Order Hypotheses: A Case Study in Japanese. ACL 2020.

これは、ニューラル言語モデルを用いて語順に関する仮説の検証ができますよ、という話。こういう言語学と自然言語処理の間をつなぐような話は好きなのだが(物理学が理論を立てる人と実験で検証する人に分かれている、みたいな)、この論文はどこまでが言語学(日本語学)で言われていることで、どこからがデータから立てた仮説かがよく分からない(混ざっている)気がする。それはさておき、言語処理学会年次大会での2本の発表を踏まえてこうやって ACL に long paper で通すのはすごい。うちの研究室もこうやってコツコツと研究してプルペーパーを書いていきたい(うちはみんな毎年違うことをやるのでなかなかこうは行かない)。

午後の研究会ではチュートリアルとして D の学生が2本話してくれたのだが、@kanekokaneko123 くんが(主に)新入生向けに話してくれた、研究に関して思うことのチュートリアルがとてもためになった(非公開の雑談的なものなので、公開できないが)。こういうふうなことを考えている学生がうちの研究室に来てくれる、というのはとても幸せなことである。彼が M1 で研究室に来てから今 D3 なのでもう5年目になるが、B4->M2 までの3年間研究室に在籍する内部進学の学生より長くいてくれていて、こういう形で長くいてくれる人がいると、少しずつ研究室の雰囲気みたいなものが醸成されているのかなと思ったりする(NAIST 松本研は博士後期課程の学生が多く、それがあの独特の雰囲気の源泉だったと思う)。

研究会のあとはオフィスアワーで進捗報告を2件聞く。最近体調不良の学生が多いのだが、例年はここまで体調不良の学生が多かった印象はないので、色々な観点から少し気になる。これまでは体調不良でも大学には来て進捗報告をしていたのかもしれないが……。

その後、1時間ほど会計処理。そろそろ今年度の予算が使えるようになってきたので、色々と発注を始めたりしている。秘書さんが来てくれていた頃は会計作業は(自分が費やす時間は)月に2時間で、今は全部自分でやっていて週に1時間ちょっとといったところで、若干時間が増えているのだが、これが自分でやっているせいなのか、それとも会計システムが新しくなったせいなのかがよく分からない。旅費がなければそんなに大変ではないし、今年は旅費が基本的にほぼ存在しないので……(旅費だけは、学生に出張に行かせるとやたらめったら書類が多くて大変になる)。

夕方は整形外科に行って診察。骨折から1ヶ月経ち、症状は落ち着いているが、まだ骨折したままのようで、手は肩より上に上げてもらってもいいが、重いものはまだ持たないように、とのこと。抱っこ紐もまだ使ってはいけないそうである。2ヶ月経って様子を見てから抱っこ紐 OK が出るようだが、抱っこ紐 OK になるまで上の子は土曜保育をお願いしようかと思っている。