流行は乗るのではなく作るもの

最近娘より小さい子が保育園に入ってきたので、自分の地位が危ういと感じているのか、保育者さんに抱っこをせがんだりしているらしい……。まだ0歳なのにいろいろ考えるものである。(無茶苦茶頑固で、食べ物を食べる順番にこだわりがあるらしく、適切な順番で出さないと怒るし)

午前中は進捗報告を聞く。昨年度までと違い、ちゃんと毎週研究の話ができるのはよいことである。新入生は何を言っているのか分からないだろうが、1年後にはきっと分かるようになっているはず……。しかし現段階で起きている問題のほとんどは、研究のサーベイ不足に起因する気が改めてしているので、M1以下の人は今年度とにかく多読してもらおう(効果が分かるのは、来年の投稿シーズン以降になるが)。

午後は [twitter:@mhangyo] さんの仲介でウェザーニューズの方々にご協力いただいて、ウェザーニューズにおける情報通信技術の活用についてお話しいただく。例によってまとめを作成。どこから利益を得るのか、という話が意外と重要な気がするのだが、学生のうちはなかなか意識が向かないところかもしれない。

いつも自分が外部の方のトークをホストするとき、情報系の方にお願いすることがほとんどで、「情報系の人ばかり呼ぶと偏るので困る」と言われたこともあるくらいなので、今回は通信と情報と両方のお話が聞けてよかった。

とはいえ、情報に興味のある人と通信に興味のある人は割と別れているので、両方を同時に満たすようなカリキュラムを作ることは難しい。結局最低限共通でできることは共通にして、残りは学生の選択に任せる、とするのがベストなのだろう。(建前上は学生が自分の好きな科目をアラカルトで履修するのだが、実際は単位を早く埋めるために開講されている科目をひたすら取る、という学生も多いが……)

ひとまず去年から学部1-2年生向けに5人の外部講師の方々にトークしてもらう、という集中講義を開催しているので、この授業を受けた学生たちが研究室に来てくれる2年後が楽しみである(もはや、研究室のことを考えるのは、年単位なのである)。