電子媒体に依存しすぎるのも問題

朝、ひたすら事務処理。執行予定のものを除くとあと5万円くらい年度内予算の残額があるのだが、両手で数えるくらいの様々な研究費に渡っていて、一つ一つは1万円前後しかないので、2月の卒論と修論が一段落したら、文房具とかトナーのような消耗品を買う予定。

研究室の学生には全員 iPad を貸与しているのだが、論文紹介や輪読のときに iPad を使っている人が皆無(全員に MacBook Air か Pro を貸与していて、そちらで読むか、紙で読んでいる)なので、来年度からは新規に購入するのを止めることにした。Mac にせよ iPad にせよ、ほとんどの人は電子的に読んでいるようで、紙を使うのは稀で、研究室では年間で1000枚も印刷していない気がする。

学部生のとき哲学科にいて、院生の特権はというと確か当時年間一人当たり10万円分のコピーカードを使わせてもらえることだったのだが、いまの学生はそもそもコピーしないのだとすると、学生であるというステータス以外、何が学生でいるベネフィットなんだろうか……(人文系は院生でも机や椅子はもらえないし、「学生室」といっても長机にパイプ椅子のあるロッカー室で、10人も入れば息苦しくなるところで輪読会をしていた)

午後は自然言語処理の試験問題を作成する。試験することにしたが、けっこう問題を作るのが難しい。自分の専門と外れていると、自分も詳しくないので難しい問題は出せないにだが、自分の専門だと学生が何を知っていて何を知らないのか検討がつかず、無駄に難しい問題を作ってしまいそうなのである。

授業自体は普通に終了、と言いたいところだが、最後プロジェクターの調子が悪くて途中で切り上げる羽目に。プロジェクター頼みの授業だと、プロジェクターが使えないとどうしようもないなぁ……。