卒研の GPU を準備する

午前中は昨日に作成した資料をさらに議論。複数人の目があるのは大事で、やはり1-2人の目だと見落としがあり、揉めば揉むほど問題が見つかり改善されていくので、複数人でチェックするのは大事だな、と思う。そもそも首都大に来てから4年目の自分がこんな仕事をやっているのが問題なのかもしれないが……。どこかで一度学部教務委員をやらないと、カリキュラム体系が頭に入らなさそう。(現在大学院教務委員の2年目なので、大学院のカリキュラム体系はだいたい理解できたが)

その後、コース会議等の資料の作成。あまり無駄な資料を作らされている印象はないが、時間のない中でいろいろやるのが難しい。返事できていないメールもたくさんあるし、無理無理である。

午後は研究室でチュートリアル

という3本立て。

日本語についての話は、今の研究室では言語学に関する勉強会がないので、大変よいチュートリアルであった。松本研ではときどき言語学に関する本の輪読会があり、議論できたのは大変勉強になったが、うちの研究室でもそういう勉強会ができるといいな、と思う。ただ、そういう勉強会の意味があったのはスタッフや博士の学生がそれなりに参加してくれていたからで、今のうちの研究室だと厳しいな……。キャンパスが南大沢にあり、人文系の研究室と合同でできる、というのがベストなのだろうけど(オープンユニバーシティに南大沢の学生も来ていて、そういうことをしたいです、という話をもらったりしたが)。

残り2つは深層学習というかニューラルネットワークに関する話。昨年の B4 は全員読解支援の研究をしていたが、今年の B4 はほぼ全員深層学習になりそうな予感。少なくとも学生1人につき GPU 1枚は使えるようにしたい(現在8枚あるので8人まで OK だが、微妙に8人を超えそう)。

そういえば、ACL SRW (Student Research Workshop) にうちの学生の論文が1本通った。歴史的にこのワークショップの採否は本会議とは別(開催は本会議のプログラムのセッションに組み込まれている)なので、そんなに厳しくないと思っていたのだが、今回はかなり厳しかったようである。B4 のときの研究で、去年も B4 のときの研究が ACL SRW に通ったのは(M1 でトップカンファレンスに行けるという経験的に)よかったので、今年の B4 の人たちも、卒業研究の結果が良好なら挑戦してほしい。まあ、本会議に間に合うならもちろん本会議にチャレンジしてほしいし、ワークショップの趣旨を考えると、M2 の人が投稿する(つまり M1 のときの研究)のは博士に進学する人だけにした方がいいのかな、と思った。

チュートリアルのあと、何人かと研究相談。今年は COLING で主要な国際会議は最後なので、COLING は不戦敗にならないようにしたい。