公立大学准教授の初年度の時給は2,400円

週明けは朝から奈良に行くので家で休養する。先週末は2日とも休めなかった(しかも肉体労働)ので、2週間ぶりの休養日である。

そろそろ確定申告の季節のようで、H25年の源泉徴収票が届いていた。先日「首都大の准教授の年俸は600万円前後」という話を書いて一部で話題になっていたようだが、以下の金額で確定した。(退職金は分離課税なのでこの中には含まれない。また、首都大は住宅手当や扶養手当は存在しないので、以下の金額が全てである)

支払金額 6,601,443
給与所得控除後の金額 4,741,298
所得控除後の額の合計額 1,628,705
源泉徴収税額 218,100

これは今年度の当初に見積もりを出してもらった金額よりだいぶ高いのだが、年度の途中から大学院生が増え、職務給に大学院研究科担当加算が加算されたからのようである(大学院生が増えなくても後期は大学院の授業があったけど)。ちなみに NAIST では基本給は基本給という名前で支給されていたが、首都大は基本給は基本給と職務給からなり、職務給の方にこのような仕事内容に対する調整が含まれている。自分の仕事的には東京に住むなら年俸700万円台くらいが妥当であると考えているので、そこまでひどいというわけではなかった。上記はNAISTの助教として働いていた3ヶ月が含まれるので、今年はもう少し上がるだろうし。

まあ、大学教員は裁量労働制なので、何時間働いても残業代は出ないし、なんとも言えない感じだが……。自分は週末や休日は仕事しないが週55時間前後働いている(660万を年50週x55時間/週で割ると時給は2,400円だが、エンジニアとして働くと、この1.5〜2倍くらいもらえるかな?)し、工学系の教員は毎日大学に来て働くのが普通で、週末や自宅で仕事をしている人も珍しくない。自分の学生時代、松本先生は朝は10時台には研究室にいらしていて、夜7時ごろには帰宅されるのに、午前3時過ぎくらいまでメールの返信があったし、自分は仕事の量が少ないほうかなぁ……。