本棚に本を並べることができる幸せ

朝起きて、ひたすらあまちゃんの総集編を見る。きりのいいところまで見ようとしたら、いつまでも終わらなさそうだったので、近所のスーパーに年末年始の買い出しに行く。と言っても、今日から週1回生協を頼んでいるので、生鮮食品を買ったり100均に寄ったりするだけであるが……。

お昼を挟んでさらにあまちゃんを見ていたが、これもきりがなさそうだったので3時くらいから大掃除に入る。大掃除とはいえ、今週頭に1度掃除をしているので、先日ネットで注文していた無印の本棚を組み立てて、奈良の学生宿舎→職員宿舎→京都(伏見桃山)→東京(武蔵野)と一度も開いてこなかった段ボールを開けたりする。博士論文の関連資料はもちろん、修士論文に関する資料も出てきて懐かしい。このまま一生開けないかも、と思っていただけに、感慨もひとしおである。

自宅や研究室にあった本の大部分は、今後引っ越しも何回かするだろうし、毎回移動するのが大変だろうとも思い、奈良にいたとき裁断・スキャンしてしまった。しかし、研究室や家の本棚にあまり本が並んでいないのも不恰好なので、最近は本を裁断しておらず、代わりに読み終わった本は居室に飾ったり学生部屋に持って行ったりしている。

ただ、雑誌やテレビの取材のとき、ぎっしり本の詰まった本棚や印刷された論文の束が散乱する机を背景にするのが大学教員っぽい感じだが、あえて本は全部スキャンしているので空っぽの本棚、論文は全部PDFで読めるので紙は最小限、としたほうが、近未来的な情報系の研究者っぽくていいのでは?と思ったりもする。

まあ、自分が使いやすくするのが最優先なので、一度読んだものは検索できるのが嬉しいし、少なくとも論文は紙で読んでスキャンして捨てるかな……。書き込みはやはり紙の上にペンでしたほうが頭に入るし効率がよいし、読んだあとは検索できることが便利なので、アナログとデジタルのハイブリッドである。本は必ずしも書き込んで読まないのだが、本を検索したいと思ったことはこの3年で1-2回(過去に読んだ論文は毎日のように検索している)なので、今のところ紙でもPDFでもどちらでもよい。

そういえば、いま研究室の学生には各自論文など閲覧できるように iPad を貸与しているのだが、来年度に入学してくる学生たちの分も発注しておかないと。何人来るかが研究室配属希望と大学院入試を終えないと分からないし、そのころは予算を確定していないといけないので、結局4月にバタバタと注文することになりそうだが……。