分かったようでいて分かっていない正則

午前中、ひたすらメールの処理。

お昼は生協と事務とで荷物の受け取り。こういうのだけでも1時間くらいすぐになくなってしまうので、時間の管理が大事である。

午後は学生室に行ったら学生が3人来ていて、ちょっと歓談。しばらく休憩できればよかったのだけど、次の用事のために出かけないといけなかったのが残念。でも、進捗報告や勉強会もないのに、過半数の学生が研究室に来てくれていて、ちょっと嬉しかった。

前にも書いたが、なんだかんだいって研究室に来ない人は研究が進まない (逆は必ずしも正しくなく、来たからといって進むとは限らない) ので、研究室に来るとよいと思うのである。ただ、通学に片道1時間以上かかる場合、来るのが面倒だというのも分かるので、悩ましいところであるが……。(学部生のとき、通学に1時間以上かかるのに、授業がなくてもよく毎日学校に来ていたな、と思うし)

夕方はNIIへ。[twitter:@hayasick] くんにトークを頼まれていたのである。元々打診は3月だったか4月だったかにいただいていたのだが、首都大がどれくらい忙しいか分からなかったので、とりあえず授業がない時期にしてもらったのであった。今回御茶ノ水駅からNIIまで歩いたのだが、途中「正則学園」があったので、思わず写真に撮ってしまった。(この「正則」は正則化という意味ではなく、前身の「正則英語学校」という「詰め込み式でない英語教育を行う」という学校名から来ているらしいが)

トークの内容はPDFにして上げておいたが、ERATO 河原林巨大グラフプロジェクトというのが発足したので、言語処理でどういうふうにグラフが用いられているか知りたいので、博士論文の内容をかいつまんで紹介してほしい、というもの。

スライドは45分くらいのつもりで作っていたのだが、いろいろツッコミや質問がたくさんあってたっぷり2時間。こういうやりとり、いいなあ。最近自分で時間を取って実験をしていないので、この研究が自分で手を動かしたと言える最後の研究なのだが、Twitterでいろんな人がそれぞれ取り組んでいる実験について書いているのをみると、自分もちょっとやりたくなる。ディスカッションしていてやりたいネタが思いついたのだが、来年ちょっとがんばってみようかな。