自分のやりたいことに出会ったらそれを大事にする

朝、あまりお腹の調子がよくない。思い当たることはあって、先週研究室に網戸がついたので、あまりに暑くなければ冷房を止めて送風にして過ごしているのだが、ついコンビニでアイスを買って食べるようになってしまい、お腹が冷えて活動が鈍くなってしまっているような……。水を常備すればいいのかな。家では最近 BRITA で水を入れておいて飲むのが夫婦の間でブームになっているのだが……。

午前中、今学期最後の授業 (来週はテストなので)。1回目の授業から先週までの授業の振り返り。むしろ自分が復習しているような気がするが……。話そうと思ったことがあったのだが、いつもみんなの前に立つと半分忘れてしまう (1つくらいは覚えている)。期末試験の前にちょっと話そうかな。「雑談はいいからテストさせて」と言われるかもしれないが (汗)

午後一は学部3年生向けの実験の授業。授業の前半は、首都大のシステムデザイン研究科の M2 の人で休学して南極観測隊に1年ちょっと行っていた人がいて、その人が南極観測隊での経験についてトークしてくれるらしいので、聞きに行ったのである。南極観測隊の話、初めて聞くのでおもしろい。

彼女は全部で40人弱いた隊員の中で2人だけの女性隊員で、もう一人の女性は女医さんなので、観測する隊員で女性は彼女だけ。24歳なので、当然最年少。どうやって隊員になるの?ということだが、立川にある国立極地研究所で毎年公募が出ているそうで、秋ごろに隊員の公募が出るらしい。もともと観測に興味があったので (研究室も阿保研究室=観測システム)、公募の存在を知ったらたまらず応募して、行くことになったらしい (笑)

物資は1年に1回の定期船でしか運べないので、生野菜は (11月に日本を出て、1カ月かけて12月に南極に着いて) 5月ごろにはなくなってしまうとか、出発前は極地研で昭和基地の1年分の荷造りをするだとか。質疑応答はとても盛り上がったのだが、元々学部3年生向けのトークなのに、教員たちが次から次に質問を浴びせていたのがこの情報通信コースの雰囲気を体現している (笑)

授業の後半は、冬学期の研究室インターン (仮配属) とプロジェクト実験の班編成。教授 or 准教授1人につき1班で、大きく分けると情報系の大グループ (1班4-5人で7班) と通信系の大グループ (同じく7班) に分かれ、それぞれの中が2-3グループに分かれるのだが、自分は情報系の大グループにいるので、どのように班編成が決まるのか興味津々。実験テーマの説明が詳しくあるのかと思いきや、すでにみんなに資料が配られていたようで、ホワイトボードに各人がやりたいテーマと班分けを書き込み、人数の過不足があったら学生同士の話し合いで調整する、というものらしい。

今年は蓋を開けてみると情報系の大グループの特に「マルチメディア情報検索」が人気で、4班分しかスロットがないのに6班分の希望が殺到し、結局2班分の人たちは他の班・グループに散り散りになっていったようだ (大じゃんけん大会が開催されていたが……)。意外と人気がなかったのは VHDL を使った回路設計実習。とはいえ、このあたりは年によってかなり変動するらしいので、たまたま今年がそうであった、と思った方がいいらしい。

それぞれのグループが決まったら、その場で各班と担当教員のアナウンスがあるのだが (その場で決めるというのも初めて知ったが)、割当の前に学生が2人やってきて「ぼくたち2人とも小町研希望なんで、よろしくお願いします」と言われ、一瞬「おお、そうか、分かったよ」と答えたのだが、教員割当は自分が決める担当ではないので「ごめん、割当は自分が決めるんじゃないので、当たったらいいね」と言い直したところ、アナウンスがあった彼らの班の担当教員はちょうど自分だったようで、運がよい (笑) まあ、仮配属と本配属は連動していない (仮配属された研究室は本配属で希望してはいけない、という決まりはないが、優遇されるというわけでもなく、温情なしに成績で決まるらしい) ので、仮配属されたから有利ということもないのだが、希望通りになってよかった。

実験に関して、今年やることは決まっているのでよいのだが、来年度は新しいテーマでやろうかと思わないでもないし、仮配属の人たちも10月になったら研究室に来るし、秋以降どうするか考えないとな〜。B4の4月から研究室配属かと思っていたのだが、B3の10月から来てくれるなら、いろいろやれることも増えるので、ちょっとありがたい。 仮配属で来る人が自分の研究室志望でなくても、もっと研究の様子が分かった状態で、就職活動するか進学するか、というようなことを判断してもらえたらな、と思うのである。

午後は会計処理 (1.5時間)。やはりこの手の書類は苦手で、今回も書き間違い、そして記入漏れをしてしまった。会計担当の方には頭が上がらない (情報通信コースの研究費の会計担当の方は、とても仕事のできる方で、いつもこちらの負担を減らす方向で調整してくれて、大変ありがたい……)。自分専用の提出前チェックシートを作ったほうがいいのだろうか、という感じ。

夕方は学内の委員会の仕事 (1.5時間)。こちらは紙ベースで提出したら、電子データも提出する必要があるとのこと (確かにそういう話は耳にした記憶があったので、一応提出時に確認したら、やっぱり必要だった)。慌てて引き継ぎ資料をひっくり返して (というか電子的にもらっているのでカチカチクリックして捜索して) 必要なファイルを発掘し、編集したりしていたら、窓口の開いている時間が終わってしまった。うーむ、なかなか1日で終わらせようと思っても終わらないものである (一応、事務室には17時半以降は行かないようにしている)。

夜は論文誌の原稿 x2 にコメントを入れる (それぞれ1.5時間)。今週中にあと x2 入れないと……。

1年目だからかもしれないが、いまのところ時間的には研究:教育:大学運営:その他=3:3:3:1くらいの割合かな〜。研究に関係することに3割の時間を使えるというのは、日本の平均的な大学と比べると恵まれているのかな。教育もなにがしかの形で研究に関係する内容を織り交ぜていければいいな。(「その他」の時間をどう割り振るか問題もあるが……)